話題の美容成分「グロースファクター」とは?グロースファクターの種類と効果について解説

話題の美容成分「グロースファクター」とは?グロースファクターの種類と効果について解説

みなさんは最近話題になっているグロースファクターという美容成分をご存知でしょうか。グロースファクターは成長因子とも呼ばれる人の体内にもともとあるタンパク質の一種で、特定の細胞の生まれ変わりを助ける働きのある成分のことです。

そこで本記事では、エイジングケア効果があるとして話題のグロースファクターについて解説します。グロースファクターを使用したおすすめ化粧品も紹介するので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。

グロースファクター(成長因子)とは?

グロースファクター(成長因子)は、特定の細胞増殖などを正常化する働きがあるタンパク質の一種であり、細胞増殖因子や細胞再生因子とも呼ばれる物質です。
もともと体内に存在する物質なのですが、加齢とともに減少します。それに伴い肌のコンディションが乱れ、肌老化にも繋がると考えられています。

肌のターンオーバーを正常化することで健やかな肌を保つ効果や、肌にハリを与えるといったエイジングケア効果が期待できます。
グロースファクターのこれらの美容効果が注目され、最近では様々な化粧品に美容成分として使用されています。

グロースファクターの種類と効果

グロースファクターには様々な種類がありますが、化粧品で使用される代表的な成分について解説します。

EGF(上皮細胞増殖因子)

EGFはもともと医療機関で火傷の治療や皮膚再生、皮膚移植などに使用されていた成分。表皮に働きかけることで表皮細胞の増殖や肌のターンオーバーを正常にし、健やかな肌状態の維持に繋がります。

年齢とともにEGFが減少すると肌のターンオーバーが乱れ、肌のハリ不足やゴワつき、くすみといった様々な肌トラブルに繋がります。
EGFを配合した化粧品は、肌の保湿効果やターンオーバーのサポート効果、エイジングケア効果など様々な効果が期待できます。

化粧品表示名称:ヒトオリゴペプチド−1、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−1

IGF(インスリン様成長因子)

IGFは成長ホルモンに似た増殖因子。ケラチノサイトや線維芽細胞に働きかけることで肌本来のうるおい成分やコラーゲンなどのタンパク質の生成を促します。

EGFと同じく、美容成分として化粧品に使用することで、健やかで若々しい印象の肌へと導く効果が期待できます。

化粧品表示名称:オリゴペプチド−20

FGF(線維芽細胞増殖因子)

FGFは真皮層の線維芽細胞を増やす働きがある成分。それにより、肌のハリや弾力に関わるコラーゲンやエラスチン、高い保水力を持つヒアルロン酸の産生を促進します。

美容液などの化粧品に使用されるだけでなく、FGF注射として美容医療にも使用され、高いエイジングケア効果が期待できます。

化粧品表示名称:ヒトオリゴペプチド−13、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−11

KGF(毛母細胞増殖因子)

毛母細胞に作用するグロースファクター。強い髪を作るのを助けハリ・コシのある髪に導く効果が期待でき、シャンプーやトリートメント、発毛剤などに使用されます。

また、基底細胞にも働きかけ、EGFと同じように肌を整える効果が期待できることもわかっています。

化粧品表示名称:ヒトオリゴペプチド−5、ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−3

グロースファクター配合のおすすめ化粧品5選

1.TOUT VERT|エッセンスローション

   出典:TOUT VERT公式

角層のすみずみまでうるおし、ハリのある肌に導くと謳うトゥヴェールの保湿化粧水。保湿成分とエイジングケア成分が充実した成分構成が特徴です。
エイジングケア効果が期待できるEGF(ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−1)やコエンザイムQ10(ユビキノン)を整肌成分として配合。年齢を重ねた肌のキメを整え、ハリを与えるようアプローチします。

また、ヒアルロン酸やアミノ酸、セラミド、PCA-Naといった肌本来の保湿成分も豊富に配合しており、肌にたっぷりとうるおいを補給するとともにバリア機能のサポート効果も期待できます。
これらの美容成分を多重層ナノカプセルへ封じ込めるリポソーム化を施した製品であり、長時間うるおいをキープすることができます。

2.Vilabo|ハッピーローションEF(EGF+FGF 化粧水)

     出典:Qoo10

商品名からわかる通り、整肌成分としてEGF(ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−1)とFGF(ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−11)を配合したVilaboの化粧水。肌のターンオーバーをサポートするEGFとコラーゲンやヒアルロン酸の生成に関わるFGFを併用することで相乗効果が期待できると謳っています。

グリセリンをはじめ、ベタイン、PCA-Na、アミノ酸といった保湿成分主体のシンプルな成分構成が特徴。乾燥肌の人はもちろん、敏感肌や肌がデリケートな人でも使いやすいでしょう。
年齢を重ねるにつれて、肌の乾燥やハリ不足、毛穴目立ちが気になるようになってきた人におすすめの化粧水です。

3.Vilabo|エクストラE(EGF美容液)

     出典:Qoo10

年齢とともに減少するEGFを補い、うるおいとハリのある肌に導くと謳うVilaboのEGF美容液。整肌成分のEGF(ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−1)とヒアルロン酸Naなどの保湿成分のシンプルな成分構成が特徴です。

こちらの美容液にはEGFが1ppm以上の濃度で配合されています。ターンオーバーをサポートし、健やかな肌状態を保つ効果が期待できます。
VilaboのエクストラシリーズにはEGFの他、FGFやフラーレンを配合した美容液もあるので、より集中的にエイジングケアをしたい人は併用するのもおすすめです。

4.TOUT VERT|フェイスクリーム パワーアクティブ

  出典:TOUT VERT公式

3種類のヒト型セラミドを保湿成分として配合したトゥヴェールのエイジングケアクリーム。厳しい乾燥から肌をまもり、大人の肌をしっとりとうるおすと謳っています。
セラミドの他、糖類やアミノ酸、BG、グリセリンなど豊富な保湿成分を配合。こちらもリポソーム化しており、角質層のすみずみまで成分を届けてうるおいを補給します。

また、塗るボトックスとして近年話題の成分シンエイク(ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド)を5%も配合。その他にもEGF(ヒト遺伝子組換オリゴペプチド−1)やコエンザイムQ10(ユビキノン)、チオクト酸(αリポ酸)といったエイジングケア成分が充実している点が最大の魅力といえます。
年齢を重ねてうるおいやハリが不足し、キメが乱れた肌に対して多角的にアプローチし、高いエイジングケア効果が期待できるクリームです。

5.TOUT VERT|エッセンスセレクトゲル モイスト

  出典:TOUT VERT公式

洗顔後これ一つで6役(化粧水・乳液・美容液・クリーム・パック・化粧下地)を担うトゥヴェールのオールインワンのエイジングケアゲル。ぷるんとした心地の良いゲルが肌になじみ、弾むようなハリ肌へ導くと謳っています。
10種類のアミノ酸や5種類のヒト型セラミド、ヒアルロン酸Naなどの豊富な保湿成分によって角質層のすみずみまでうるおいで満たします。

また、オリゴペプチド−34をはじめとする6種のペプチド成分や、ナイアシンアミドやビタミンC誘導体といった5種類のビタミン成分を整肌成分として配合。紫外線などの外的ダメージによる肌トラブルにも対応し、幅広いエイジングケア効果を発揮します。
充実した保湿成分とエイジングケア成分により、年齢肌の様々な肌悩みに対してアプローチしてくれる機能性に優れたアイテムといえます。

まとめ

グロースファクター(成長因子)は人間の体内にもともと存在するタンパク質の一種であり、肌の生まれ変わりを正常化する働きが期待できます。
その他にもハリやツヤのある肌へと導くエイジングケア効果も期待でき、健康的で若々しい印象の肌を維持するために重要な成分といえます。

しかし、加齢とともに体内のグロースファクターは減少していき、肌老化が目立つようになります。エイジングサインに悩んでいる人は、ぜひグロースファクターを美容成分として配合した化粧品を試してみてはいかがでしょうか。