敏感肌に合った洗顔料の選び方!おすすめ敏感肌向け洗顔料も紹介

敏感肌に合った洗顔料の選び方!おすすめ敏感肌向け洗顔料も紹介

顔に付着した汚れや過剰に分泌された皮脂を落とすのに必要な洗顔料。洗浄力は低すぎても高すぎても肌荒れの原因となってしまうため、自分の肌質に合った洗顔料を選ぶ必要があります。 敏感肌の人は普通の人よりも肌がデリケートな状態であり、バリア機能が低下しやすいため特に注意が必要です。

そこで本記事では敏感肌に合った洗顔料の選び方について解説します。敏感肌向けのおすすめ洗顔料も紹介するので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。

敏感肌向け洗顔料の選び方

メインの洗浄成分に注目

敏感肌の人は肌がデリケートなため、洗浄力が高すぎる洗顔料は避けたほうがよいです。洗浄力が高すぎると肌表面の皮脂を落としすぎてしまい、肌が乾燥しやすくなります。 それだけでなく肌バリア機能の低下にも繋がり、紫外線や花粉などの外的刺激の影響を受けやすくなってしまいます。

敏感肌の人はアミノ酸系やベタイン系などの洗浄力がマイルドな洗浄成分がおすすめです。逆に石けん系などの洗浄力の高い洗浄成分がメインで使用されているものは避けたほうがよいといえるでしょう。 化粧品の成分表は配合量の多い成分順に記載されています。そのため、洗顔料を選ぶ際は成分表の上の方に記載されている洗浄成分の種類に注目してみてください。

アミノ酸系洗浄成分

ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ココイルメチルアラニンNa、ココイルグリシンNa、ココイルメチルタウリンNa など

ベタイン系洗浄成分

コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン など

石けん系洗浄成分

石ケン素地、ミリスチン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ステアリン酸 など

保湿成分が豊富に配合されているか

敏感肌の人は肌が乾燥しやすくなっている傾向にあります。そのため、洗顔料にも保湿成分が豊富に配合されているものがおすすめです。 洗顔料を選ぶ際は、成分表の上位に以下のような保湿力の高い成分が複数記載されているかに注目してみてください。

高い保湿力が期待できる成分

ヒアルロン酸Na、セラミド(セラミドEOP、セラミドNG、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど)、糖類(ソルビトール、スクロース、グリコシルトレハロース)、コラーゲン、グリセリン

自分の肌悩みに合った成分に注目

肌荒れが気になる人はグリチルリチン酸2Kやアラントイン、ツボクサエキスといった肌荒れ防止成分をチェックしてみてください。特にニキビができやすい人は、ニキビ予防効果が認められた医薬部外品の洗顔料を選ぶのがおすすめです。

また、毛穴汚れが気になる人はクレイ(泥)成分が効果的です。毛穴に詰まった汚れや皮脂を吸着し、すっきりと落としてくれます。 スクラブも毛穴汚れに効果が期待できますが、敏感肌には負担になりやすいためあまりおすすめできません。

敏感肌にやさしい成分構成か

敏感肌の人は、パラベンなどの防腐剤やアルコール、香料、着色料などの添加物があまり配合されていない無添加処方のものがおすすめ。防腐剤フリー、アルコールフリー、無香料、無着色などの記載がないかパッケージを確認してみましょう。

また、精油や植物エキスが多数配合されているものについても、敏感肌には刺激になる場合があるため注意が必要です。

アレルギーテスト・パッチテスト・ノンコメドジェニックテストの実施有無

敏感肌の人はアレルギーテストやパッチテスト、ノンコメドジェニックテストといった各種テストが行われているかということについても注目をしましょう。

これらのテストを実施してるからといって、すべての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありませんが、選ぶ際のポイントになります。

敏感肌向け洗顔料5選

1.カルテHD|うるおい泡洗顔料(医薬部外品)

   出典:カルテHD公式

コーセーと製薬会社のマルホが共同開発したスキンケアブランドのカルテHDの薬用泡洗顔料。肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムを配合しており、洗顔しながらにきび予防をすることができます。 メインの洗浄成分にはマイルドなアミノ酸系を採用。保湿成分も充実しており、3種類のアミノ酸やセラミド類似ポリマー、グリセリルグルコシド、濃グリセリンなどの保湿力の高い成分を配合しています。

また、香料や着色料、エタノールは不使用。アレルギーテストやパッチテスト、スティンギングテストも実施済みです。 ポンプ式で泡立ての必要がなく、使い勝手の良さも嬉しい点です。簡単にきめ細かいもこもこの泡が作れ、肌への摩擦を抑えながら洗うことができます。

2.NOV|ノヴⅢ ウォッシングクリーム(医薬部外品)

    出典:NOV公式

乾燥肌・敏感肌向けの低刺激性スキンケアブランドNOVの薬用洗顔料。ノブⅢシリーズは皮膚のバリア機能に着目した高保湿ラインであり、こちらの洗顔料には肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸2Kを配合しています。

メインの洗浄成分は石けん系なのですが、マイルドなアミノ酸系も組み合わせています。さらに、皮膚保護成分の脂肪酸コレステリルをはじめ、ヒアルロン酸Na-2やセラミド3、濃グリセリン、ソルビトールなどの保湿成分を豊富に配合しているため、肌のうるおいは保ちながらすっきりと洗い上げることが可能となっています。

※皮脂膜、細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)

3.CLINIQUE|フォーミング フェーシャル ソープ

   出典:CLINIQUE公式

皮膚科学に基づいた低刺激な製品開発を行うCLINIQUEの洗顔フォーム。クリーミーで弾力のある泡が簡単に作ることができるという謳い文句通り、もこもこの泡で肌への摩擦を抑えて洗い上げることができます。

メインの洗浄成分にはアミノ酸系と石けん系を使用していますが、ヒアルロンNaやPCA−Na、糖類などの保湿力の高い成分を配合。しっかりと汚れや余分な皮脂を落としつつ、肌に必要なうるおいはキープできる成分構成となっています。

4.LA ROCHE POSAY|トレリアン ハイドレーティング ジェルクレンザー

  出典:LA ROCHE POSAY公式

洗うたび、角質層の肌バリア機能を守ると謳うLA ROCHE POSAYの洗顔ジェル。公式で敏感肌用と謳っていることもあり、敏感肌への配慮が見受けられる成分構成が特徴です。 メインの洗浄成分にはマイルドなベタイン系とアミノ酸系の2種類を採用。グリセリンやセラミドNPといった保湿成分も配合されており、しっとり感のある洗い上がりとなっています。

また、敏感肌の刺激になりうる5成分(アルコール、パラベン、着色料、香料、石油系成分)の不使用。さらに、ニキビのもとになりにくい処方でアレルギーテストも実施済みです。(すべての方ニキビのもとやアレルギーが発生しないというわけではありません。)

5.COW BRAND|無添加泡の洗顔料

    出典:COW BRAND公式

無添加・低刺激にこだわった製品開発が特徴のカウブランドの泡洗顔料。もっちり泡でやさしくケアすると謳っています。 シリーズ共通で肌本来の保湿成分であるセラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸を配合しており、うるおいを与えつつ低下したバリア機能をサポートする設計が特徴です。

また、マイルドな洗い上がりのアミノ酸系とベタイン系を洗浄成分として配合。余分な皮脂や汚れをやさしく落としてくれます。 着色料・香料・パラベンなどの防腐剤・品質安定剤・鉱物油・アルコールなどの添加物については使用されておらず、アレルギーテストと敏感肌の方によるパッチテスト(※)も実施済みです。

※すべての方にアレルギー・皮膚刺激が起こらないということではありません。

まとめ

敏感肌はバリア機能が低下しており、様々な刺激を受けやすい状態。そのため、洗浄力の高すぎる洗浄成分や肌刺激が強い成分には注意が必要です。
メインの洗浄成分については洗浄力がマイルドなアミノ酸系やベタイン系がおすすめ。また、洗顔後は水分が蒸発しやすいので保湿成分が豊富に配合されているかにも注目しましょう。

敏感肌の人は普通の人と比べて乾燥しやすい状態といえるため、洗顔後はできる限りすぐに保湿ケアをするようにしましょう。
敏感肌は生まれつきの性質ではなく、様々な要因によって誰でもなり得ます。肌の調子が悪いと感じている人はぜひ、敏感肌向けの洗顔料を使ってみてはいかがでしょうか。