【毛穴ケア】あなたの毛穴タイプはどれ?毛穴タイプ診断で正しいケアを!
きちんとスキンケアをしていても多くの人を悩ませる毛穴トラブル。毛穴の開きや黒ずみ、たるみなど毛穴トラブルのタイプによって原因が異なるため、タイプに応じたお手入れをする必要があります。
そこで本記事では毛穴タイプの診断方法について解説します。タイプ別の正しい毛穴ケア方法についても解説をするので、ぜひ普段のスキンケアの参考にしてみてください。
毛穴タイプの診断方法
以下の質問をの中から回答し、ご自身の毛穴タイプを診断してみましょう。
Q.1顔がテカリやすい?
a:はい →Q,2へ
b:いいえ →Q.3へ
Q.2毛穴が気になる場所は?
a:顔全体 →Q,5へ
b:Tゾーン →Q,6へ
Q.3頬の毛穴がとても目立つ
a:はい →Q,4へ
b:いいえ →Q,2へ
Q.4肌を上に持ち上げると毛穴が目立たなくなる
a:はい →Dタイプ
b:いいえ →Q,5へ
Q.5ニキビができやすい?
a:はい →Cタイプ
b:いいえ →Q,6へ
Q.6毛穴の状態は?
a:黒い塊が見える →Bタイプ
b:白い塊が見える →Aタイプ
以上より、A〜Dの毛穴タイプは以下となります。
Aタイプ:詰まり毛穴
Bタイプ:黒ずみ毛穴
Cタイプ:開き毛穴
Dタイプ:たるみ毛穴
毛穴トラブルの種類と原因
毛穴トラブルには大きく分けて「詰まり毛穴」「黒ずみ毛穴」「たるみ毛穴」「開き毛穴」の4種類あります。まずは、それぞれの特徴や原因について解説します。
詰まり毛穴
毛穴トラブルの中で多いのが詰まり毛穴。過剰に分泌された皮脂や古い角質、メイク汚れなどが要因で角栓ができ、毛穴に詰まってしまうことで起こります。
額から鼻先にかけて皮脂分泌量の多いTゾーンの毛穴に多くみられます。この状態を放置していると、毛穴の黒ずみやニキビの原因となるため注意が必要です。
黒ずみ毛穴
毛穴の黒ずみの多くは、毛穴に詰まった角栓が酸化して黒くなった状態。しかし、毛穴汚れをしっかり落としてもなくならない場合は、メラニン色素の蓄積によって色素沈着した「毛穴ジミ」と呼ばれる状態の可能性が高いです。
本来メラニン色素は肌のターンオーバーとともに排出されるのですが、紫外線などによるメラニンの生成促進に加え、肌のターンオーバーの乱れによって上手く排出がうまくされず少しずつ蓄積された結果、シミとなって肌表面に露出します。
開き毛穴
文字通り毛穴が開いて穴があいているように見える状態。過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、毛穴の開口部が広がってしまうことが主な原因です。
開き毛穴は皮脂分泌量の多い脂性肌の人や男性に多い傾向にあります。しかし、肌が乾燥すると肌を守ろうと皮脂の分泌量が増えるため、普通肌や乾燥肌の人も注意が必要です。
たるみ毛穴
たるみ毛穴はエイジングサインの一つで、肌がたるむことで毛穴が開いて見える状態のことを指します。紫外線や加齢の影響で真皮層のコラーゲンやエラスチンといった成分が減少し、肌のハリが低下することが原因です。
さらに肌の弾力やハリの低下が進行すると、毛穴同士が連なって帯状になってしまう場合もあります。
【タイプ別】毛穴のお手入れ方法
詰まり毛穴
- クレンジングや洗顔による汚れや余分な皮脂、角質の除去 原因である過剰な皮脂や古い角質、メイク汚れを、毎日のクレンジングや洗顔できちんと落とすことが重要。ただし、過剰な洗顔は肌に必要な皮脂まで落としてしまい逆に肌の乾燥などのトラブルに繋がるため頻度には注意しましょう。 クレイ(泥)成分や酵素成分を配合したクレンジング料や洗顔料がおすすめです。クレンジングや洗顔後はすぐに保湿ケアをしましょう。
- 角質ケア クレイ(泥)などの吸着成分やAHAなどの角質ケア成分などを配合したアイテムによる角質ケアも有効です。古い角質の蓄積は毛穴に詰まるだけでなく、肌のターンオーバーの乱れの原因にもなります。 肌のターンオーバーが乱れた状態が続くと角質肥厚やその他様々な肌トラブルを引き起こしやすくなるため、定期的に角質ケアを行うのはおすすめでうs。
- 過剰な皮脂分泌を抑える 過剰に分泌された皮脂もつまり毛穴の原因の一つです。そのため、ビタミンC成分やライスパワーNo.6といった皮脂分泌抑制作用が期待できる成分を配合した化粧品でスキンケアをするのも有効です。
開き毛穴
- 過剰な皮脂分泌を抑える 過剰な皮脂によって毛穴が広がってしまっている開き毛穴に対しては皮脂分泌抑制が1番有効といえます。
以下のような皮脂分泌抑制効果が期待できる成分に注目してみてください。
ビタミンC成分・ライスパワーNo.6・ピリドキシン(ビタミンB6)・レチノール成分・ドクダミエキス など - 油分が少なめのアイテムで保湿ケア 皮脂分泌が過剰になっているから保湿ケアをしなくてよいということではありません。
皮脂が多い状態を放置するとニキビや肌荒れに繋がりやすくなります。 また、気づかないうちに肌が乾燥してしまうと、余計に皮脂分泌が盛んになってしまうため注意が必要です。 - 食生活の改善 糖質や脂質の過剰摂取も皮脂分泌量が増える要因の一つです。そのため、普段から白米などの主食やケーキなどの甘いもの、脂っこいものやジャンキーな食べ物を好んで食べている方は注意が必要です。
黒ずみ毛穴
- クレンジングや洗顔による汚れや余分な皮脂、角質の除去
詰まり毛穴同様に、余分な皮脂や角質、メイク汚れが残らないようにすることが基本です。 - 美白ケア 黒ずみ毛穴は角栓の酸化ではなく、メラニン色素の蓄積による毛穴ジミの可能性もあります。そのため、美白効果が認められたアイテムでメラニン生成を抑制しシミ・そばかすを防ぐことも有効と言えるでしょう。
以下のような美白有効成分に注目してみてください。
トラネキサム酸・カモミラET・ビタミンC誘導体・コウジ酸・アルブチン・エラグ酸・4-メトキシサリチル酸カリウム塩・リノール酸S・ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)・プラセンタエキス・デクスパンテノールW・アデノシン一リン酸二ナトリウムOT など - 抗酸化効果の高い化粧品でスキンケア 角栓の酸化によってできてしまった黒ずみ毛穴に対しては抗酸化効果の高い化粧品によるスキンケアも効果的です。
以下のような抗酸化作用が期待できる成分に注目してみてください。 トコフェロール(ビタミンE)・ビタミンC誘導体・アスタキサンチン・ユビキノン(コエンザイムQ10)
たるみ毛穴
- 肌にハリや弾力を与えるエイジングケア たるめ毛穴は、真皮層におけるコラーゲンやエラスチンの減少により、肌のハリが低下したことが原因です。そのため、角質層だけでなく真皮層にアプローチしたエイジングケアが必要です。 レチノールやナイアシンアミド、ライスパワーNo.11+のような真皮層のコラーゲン生成を促す成分を配合したアイテムは特におすすめです。
- 抗酸化効果の高い化粧品でスキンケア
たるみ毛穴は紫外線などの影響による肌の老化の一種。そのため、抗酸化効果の高い化粧品で活性酸素の働きを予防することも有効といえるでしょう。 - イオン導入やエレクトロポレーション
たるみ毛穴は角質層のケアだけでは不十分で、真皮層での肌の弾力性に働きかける必要があります。そのため、イオン導入やエレクトロポレーションによって有効成分の浸透性を高めることも効果的です。
まとめ
毛穴トラブルは「詰まり毛穴」「黒ずみ毛穴」「開き毛穴」「たるみ毛穴」の4つに分類することができ、それぞれの原因にアプローチしたお手入れをすることが大切です。 なかでもハリや弾力の低下により肌の深部で進行するたるみ毛穴は、早期発見がなかなか難しいタイプといえます。
まずはご自身の毛穴トラブルがどのタイプかを診断してみてください。日頃のスキンケアにおいて毛穴トラブルのサインを見逃さず、早めにケアを行うことがとても大切です。