【タイプ別】肌のくすみに有効な美容成分について解説!おすすめアイテムも紹介

【タイプ別】肌のくすみに有効な美容成分について解説!おすすめアイテムも紹介

本来の肌よりも明度が低下した状態の肌のくすみ。暗い印象や不健康な印象を与えるため、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
一口にくすみといっても灰色がかったものや黄色がかったものなどいくつかの種類に分けることができ、それぞれ原因も異なります。

そこで本記事ではくすみに効果的な美容成分について解説をします。肌のくすみにおすすめのアイテムについても紹介するので、くすみに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

そもそも肌のくすみとは?

くすみとは肌の赤みが減少して黄みがかったり、ツヤや透明感が減少して肌本来の明るさよりも暗く見える状態のこと。表皮や真皮そのものの色と、メラニン色素や毛細血管に流れる血液の色が混ざり合うことで肌の本来の色は構成されています。

角質肥厚や血行不良、メラニン色素の蓄積など肌のくすみ原因は様々です。そのため、くすみのタイプに応じたケアをすることがとても大切です。

くすみの種類

肌のくすみは大きく分けて以下の5タイプに分類することができます。

  • 角質肥厚型
  • 乾燥型
  • 血行不良型
  • 糖化型
  • メラニン型

それぞれの特徴や原因について解説します。

角質肥厚型

加齢やストレス、不摂生などによって肌のターンオーバーが乱れると、古い角質が剥がれ落ちず肌表面に蓄積されます。蓄積された角質によって皮膚が厚くなると肌の透明感が失われて肌がくすんで見えるようになります。

このタイプは肘や膝、かかとに見られることが多いのが特徴。肌が灰色がかっている場合は角質肥厚によるくすみの可能性が高いです。

乾燥型

肌が乾燥するとキメが乱れることで肌表面に凹凸ができ、光が均一に反射せず乱反射するため肌がくすみます。また、乾燥によって毛穴が開くことによっても影ができて顔色が暗く見えてしまいます。

肌のキメが乱れていて透明感やツヤがない状態の場合や、毛穴が目立つ場合については乾燥が原因の可能性が高いです。

血行不良型

血行が悪くなると毛細血管が青く目立ち、血色感が失われて肌がくすんだように見えます。なお、血行不良の原因としては加齢や疲労、睡眠不足など様々な要因が考えられます。

血行不良によるくすみの見分け方としては、血色の悪さや青黒い肌色、目の下のクマなどがあります。

糖化型

糖化とはタンパク質と糖質が結びつくこと。肌のコラーゲンやエラスチンといったタンパク質が糖化することで、褐色のAGEs(最終糖化生成物)が生成されて肌がくすみます。

年齢を重ねるとともに肌内部で糖化は起こりやすくなり、肌のくすみも増えやすくなります。茶色っぽい黄ぐすみ(黄褐色)の場合は、糖化が原因の可能性が高いです。

メラニン型

紫外線ダメージや摩擦を受けると肌内部でメラニン色素の生成が促進されます。通常は肌のターンオーバーに伴い生成されたメラニンは排出されます。

しかし、メラニンが過剰に生成されたりターンオーバーが乱れると排出しきれずに徐々に蓄積され、くすみとなります。メラニン色素によるくすみは、肌に色ムラがあって黄色がかっているのが特徴です。

【タイプ別】くすみに有効な成分

角質肥厚型

角質肥厚型のくすみには蓄積された酵素洗顔やスクラブ洗顔、ピーリング、ふき取り化粧水などで古い角質を除去するお手入れが効果的です。

角質ケアの効果が期待できる成分としてはAHA(α-ヒドロキシ酸)やBHAなどのピーリング成分や酵素成分が挙げられます。

AHA(α-ヒドロキシ酸)

  • クエン酸
  • グリコール酸
  • 乳酸
  • リンゴ酸
  • 酒石酸

BHA(β-ヒドロキシ酸)

  • サリチル酸

酵素成分

  • パパイン
  • プロテアーゼ
  • リパーゼ

乾燥型

乾燥型については高い保水力をもつ保湿成分が有効です。化粧品を選ぶ際には保湿成分の種類と配合数に注目して選んでみてください。

高い保湿力が期待できる成分としては以下になります。

  • ヒアルロン酸Na
  • セラミド
  • アミノ酸
  • コラーゲン
  • 糖類
  • グリセリン
  • ワセリン
  • シア脂

血行不良型

血行不良型のくすみには、悪くなった血流を促す働きがある血行促進成分が有効といえます。

化粧品で使用される代表的な血行促進成分は以下になります。

  • トコフェロール(ビタミンE)
  • 酢酸トコフェロール
  • トウガラシ果実エキス
  • dl−カンフル
  • ユズ果実エキス
  • センブリエキス
  • イチョウ葉エキス

糖化型

糖化型には褐色のAGEs(最終糖化生成物)の生成を阻害し、肌の糖化を防ぐことができる抗糖化成分がおすすめです。

化粧品で使用される代表的な抗糖化成分は以下になります。

  • 月桃葉エキス
  • セイヨウオオバコ種子エキス
  • ドクダミエキス
  • マロニエエキス
  • レンゲソウエキス
  • ウメ果実エキス
  • コウジ酸
  • カルノシン

メラニン型

メラニン型のくすみは、肌内部のメラニン蓄積を防ぐことが大切。そこで、メラニン生成を抑制してシミやそばかすを防ぐ効果が認められた美白成分が有効です。

美白効果が認められた代表的な成分は以下になります。

  • トラネキサム酸
  • カモミラET
  • ビタミンC誘導体
  • ナイアシンアミド
  • コウジ酸
  • アルブチン
  • 4-メトキシサリチル酸カリウム塩(4MSK)
  • プラセンタエキス
  • アデノシン一リン酸二ナトリウムOT

※美白効果が認められているのは美白有効成分を配合した医薬部外品(薬用化粧品)に限られます。

【タイプ別】くすみにおすすめアイテム

くすみに効果が期待できる成分を配合したおすすめアイテムをタイプ別に紹介します。

角質肥厚型

goodal|アップルミントAHA・BHA10%リキッド

  出典:CLIO公式楽天市場店

4種類のAHAを8%、BHA(サリチル酸)を2%配合した角質ケアに特化した化粧水。合計10%も配合されたAHAとBHAが古くなった角質や毛穴に詰まった汚れや皮脂にそれぞれアプローチし、ツルツルな肌に整えるだけでなく毛穴の目立たなくしてくれます。

また、グーダル独自の製法で抽出したアップルミント成分が肌を清浄にするだけでなく、さっぱり感を与えてくれます。保湿成分としてヒアルロン酸やパンテノール、肌荒れ防止成分のアラントインが配合されており、角質ケア後の乾燥しやすく敏感な肌をしっかりケアをする設計となっています。

乾燥型

ミノン アミノモイスト|モイストチャージ ミルク

   出典:第一三共ヘルス公式

第一三共ヘルスケアが展開する敏感肌向けスキンケアブランド、ミノンアミノモイストの乳液。9種類のアミノ酸やセラミド類似成分のラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)をはじめとした豊富な保湿成分が乾燥してごわついた角質層に浸透し、なめらかで柔らかな肌に導く設計です。

伸びがよく肌なじみが良いテクスチャーも特徴。香料や着色料などの5成分のフリー処方に加え、アレルギーテストやパッチテスト、スティンギングテスト(※)などの各種テストも実施済みで敏感肌への配慮が感じられる製品です。

※すべての方にアレルギーや皮膚刺激、皮膚トラブルが起こらないということではありません。

血行不良型

KIEHLS|DS クリアリーブライト エッセンス(医薬部外品)

 

   出典:KIEHLS公式

美白有効成分の3-O-エチルアスコルビン酸を配合したKIEHLSの美白美容液。光を均一に反射して透明感のある肌へと導くと謳っています。 血行促進成分の酢酸DL-α-トコフェロールや角質ケア成分のサリチル酸も配合しており、様々なタイプのくすみに対して効果が期待できる成分構成です。

また、保湿成分についても充実。高い保湿力を持つプロキシレンや濃グリセリンを配合しており、乾燥してくすんだ肌へのうるおい補給にもぴったりです。 1本で美白と肌の質感のWケアができ、なめらかで明るい印象の肌に導くことができる万能な美容液といえます。

糖化型

episteme|ステムサイエンスローションb

    出典:ロート製薬

ロート製薬のエイジングケアに特化したスキンケアブランドepistemeのローション。角層のすみずみまで浸透し、ふっくらハリ肌に導くと謳っています。 抗糖化作用が期待できるウメ果実エキスを保湿成分として配合。その他にもステムフルコンプレックス(※)などのエイジングケア成分を豊富に配合した成分構成が特徴です。

また、とろみのあるテクスチャーですが肌なじみは良く、もっちりとしたハリのある肌に仕上がります。 充実したエイジングケア成分と保湿成分によって多角的にアプローチすることで、様々なエイジングサインに効果が期待できます。

※ゴレンシ葉エキス、ルイボスエキス、カニナバラ果実エキス

メラニン型

TOUT VERT|薬用リンクルホワイトクリーム(医薬部外品)

   出典:TOUT VERT公式

2種類の有効成分を配合し、3つの効能効果が認められたトゥヴェールの薬用クリーム。有効成分のナイアシンアミドが真皮層に働きかけて年齢肌の深いシワを改善するだけでなく、メラニン生成を抑制してシミやそばかすも予防します。
また、ナイアシンアミドと相性の良い肌荒れ防止有効成分のトラネキサム酸も配合しており、様々な外的要因による肌荒れを防ぐ設計です。

保湿成分も充実しており、保湿力の高いエクトインやヒアルロン酸、5種のセラミドなどを豊富に配合しています。
また、ナノカプセル化によって必要なところにこれらの成分が届くように設計されているのも特徴。様々な肌悩みに対し多角的にアプローチする機能性に優れたクリームといえるでしょう。

まとめ

くすみは主に「角質肥厚型」「乾燥型」「血行不良型」「糖化型」「メラニン型」の5種類に分類することができます。それぞれ原因や改善方法が異なるので、どのタイプのくすみかを見極めることが重要です。

くすみは一度できてしまうと完璧になくすのは大変なため、日頃の紫外線やスキンケアで予防することがとても大切です。ぜひ、本記事を参考に自分のくすみタイプに合ったアイテムを選んでみてください。