乾燥肌でもケアは違う?タイプにあわせてベストなケア方法を選ぼう!

乾燥肌でもケアは違う?タイプにあわせてベストなケア方法を選ぼう!

乾燥肌と一言で言っても、乾燥肌には種類があります。中には、乾燥肌と思い湿力高めのスキンケアを選択したのに、イマイチ効果が実感できないと感じている方もいるのではないでしょうか?それは、スキンケアのアプローチ方法が間違っているからかもしれません。

そこでこの記事では、乾燥肌のタイプを見極め効率的なアプローチができるよう、乾燥肌のタイプとそれぞれのケア方法をご紹介します。

【乾燥肌診断】乾燥肌には4つのタイプあり

乾燥肌には大きく4つのタイプがあります。

以下、肌タイプ別に特徴をまとめました。当てはまる症状が多い項目が、ご自身の乾燥タイプです。ぜひチェックしてみましょう!

[肌タイプ][症状]
[水分・油分が不足タイプ]洗顔後はすぐにスキンケアをつけないと乾燥してしまうパウダーファンデーションはパサパサするから苦手皮脂コントロールの効果のある下地は皮むけしやすいメイク前のスキンケアも保湿をしっかりしないと、すぐにカサカサしてメイクが崩れる
[インナードライタイプ]目周り・口周りはカサカサなのに、Tゾーンのみテカリ保湿力高いアイテムはニキビができるけど、乾燥も感じる毛穴ケアも気になる。角栓や黒ずみケアもしたい。スキンケアはみずみずしい感触が好き
[油分が不足しているタイプ]乾燥は感じにくいけど、肌にトラブルができやすいメイクしていると肌キレイと言われるけど、自分では乾燥が気になっている保湿力の高い化粧水やパックをすれば、比較的乾燥は感じにくいかも
[乾燥&敏感肌タイプ]スキンケアを変えると肌がピリピリすることもあるマスクを長時間すると擦れてかゆい乾燥するとかゆみやヒリつきを感じる季節の変わり目は肌が不調になる頬に赤みが出ることがある

【水分・油分が不足タイプ】保湿をしっかりしたはずなのにカサカサ

水分・油分が足りない典型的な乾燥肌です。乾燥しすぎて、スキンケアがなじまないこともあります。バリア機能が低く外部の刺激に弱いため、あらゆる肌トラブルを引き起こしやすく、年齢を重ねるとシワやシミなどに悩みやすい肌質です。

おすすめのケア方法

水分・油分ともに不足していると、肌が硬くなりなかなかスキンケアがなじまず、お手入れしていても効果を実感できないことがあります。そこで、このタイプにおすすめなのが「導入美容液」や「ブースター」です。硬くなった角層を柔らかくし、次に使うスキンケアの通りを良くします。

スキンケアは、肌のうるおい成分「セラミド」や、うるおいをキープする効果のある「ヒアルロン酸」が配合されたタイプを選ぶようにしましょう。

【インナードライタイプ】保湿ケア?皮脂ケア?お手入れに悩みがち

肌表面はベタつきを感じるのに、角層の水分が不足している状態です。鼻や額などのTゾーンにテカリを感じるため、本人は乾燥の自覚をしにくく、毛穴ケアや皮脂コントロールケアを重視してしまうこともあります。そして、このような間違ったケアがインナードライを悪化させているため注意しましょう。さらに、睡眠不足や偏食などの生活習慣の乱れによって、皮脂が過剰に分泌され引き起こされることもあるため、スキンケア以外に目を向けることも大切です。

インナーの乾燥が悪化すれば、肌のバリア機能が悪化し日焼けの原因になります。肌の生まれ変わりもスムーズにいかないため、シミになりやすいタイプです。早めのケアを意識しましょう。

おすすめのケア方法

適量よりも多めの化粧水で、肌に水分をたっぷりと入れ込みましょう。メーカーの推奨にもよりますが、化粧水の使用はコットンがおすすめです。特にテカリが気になる鼻や額は、コットンで丁寧なパッティングをかかさずに。たっぷり化粧水を染み込ませ、部分的にパックするのも◎肌がひんやり&もっちりしたらうるおい満タンのサインです。

そして、乳液やクリームで油分を補うのがマスト。もし、ベタつきが気になる方は、選考乳液を使用したり、みずみずしい使用感の乳液を選んだり、アイテムを工夫してみましょう。インナードライの方は、目周りや口元の乾燥は感じやすいため、パーツごとのアイテムを取り入れるのも◎です。

【油分が不足しているタイプ】乾燥していないのに肌トラブルが…

水分は足りているのに油分が不足しているため、肌から水分が蒸発し乾燥している状態です。油分の不足は水分をキープしにくいので、時間が経つと乾燥を感じやすいのが特徴です。

特に年齢を重ねると油分が不足する傾向にあります。水分・油分のバランスが整ってこそ乾燥から肌を守れるため、水分のみに偏ったスキンケアをしている方は要注意です。スキンケアを長年見直していない方は、肌質が変化していることもあるため、一度見直してみましょう。過度な洗顔やピーリング、皮脂コントロールケアや熱湯での洗顔で必要な皮脂までも落としてしまうこともあります。

油分が不足すると肌にゴワつきやくすみを感じやすくなります。放置しておくと、特に油分の少ない目元や口元の乾燥が悪化し、ちりめんジワの原因に。キメが細かくキレイに見えますが、季節や体調、周りの環境によって肌がゆらぎやすくなります。

おすすめのケア方法

まずは洗顔方法の見直しです。洗顔料は弱酸性のもので低刺激を選んでください。もしくは洗浄成分はマイルドなアミノ酸がベスト。洗浄力が高い界面活性剤フリーのアイテムを選ぶのも良しです◎グリセリンが高配合のものは、洗顔後も乾燥しにくい傾向があります。

モコモコの泡で、肌への摩擦はNGです。体温と同じくらいの温度で、優しく洗い上げましょう。

スキンケアは、エモリエント効果が高い乳液を選んでください。ワセリン・シア脂・スクワランといった成分は、保湿された状態をキープするのでおすすめです。食生活で良質なオイルが不足していたら、オメガ3系の油を意識してみるのも乾燥肌の改善・予防の近道です。

【乾燥&敏感肌タイプ】保湿したいのにアイテムによってヒリヒリ

乾燥しすぎてヒリヒリするのは、乾燥肌を放置し悪化した状態です。通常肌は、うるおいで満たされバリア機能が働いています。しかし、乾燥が悪化すればバリア機能が低下し、何らかの異物が肌に侵入し刺激を感じやすくなってしまうのです。刺激を感じながらお手入れを続けていれば、刺激性接触皮膚炎になる可能性もあるので、すぐにケア方法を見直しましょう。

炎症した状態は、老化のスピードが早まります。さらに炎症はシミの生成を促進してしまうため、赤く炎症を感じやすいところからシミが増加しやすいので要注意です。

おすすめのケア方法

肌に刺激を感じるときは、とにかくシンプルな処方やステップが鉄則です。エイジングケアやブライトニングケアなど、アクティブに働く成分が配合されているアイテムは肌の負担になることもあります。悩みに応じたケアに手を出す前に、肌を整えることから始めましょう。そして、使用ステップもとにかくシンプルにしてください。不安であれこれ重ねれば、それだけ肌への刺激が増えるためNGです。

保湿性の高いセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンが配合されたものに加え、炎症を感じているときは、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムやアラトインが配合されている成分もおすすめです。

その他の肌荒れケア成分は以下の通りです。

  • ツボクサエキス
  • ヨモギ葉エキス
  • ドクダミエキス
  • アズレン
  • ヘパリン類似成分 など

まとめ

乾燥肌にも種類があり、タイプによってケア方法が変わります。また年齢や生活環境によっても肌の状態は変わるため、お手入れしながら常に肌の状態をチェックすることが大切です。本記事を参考に、ぜひ乾燥肌へのアプローチ方法を見直してくださいね。