実は間違っているかも?勘違いしがちなスキンケア・肌トラブルの対処法について解説

実は間違っているかも?勘違いしがちなスキンケア・肌トラブルの対処法について解説

日頃行っているスキンケアや肌トラブルの対処法ですが、本当に正しいのでしょうか。肌に良いと思って行っていたことが、逆に肌を傷つけてしまっていることは往々にしてあります。

そこで本記事では勘違いしがちな肌トラブルの対処法について紹介します。毎日スキンケアをしているのに肌の調子が良くない人はぜひ参考にしてみてください。

勘違いしがちなスキンケア・肌トラブルの対処法

勘違いしがちなスキンケアや肌トラブルの対処法について、Q&A形式で紹介します。

Q.しっかり保湿するために、パックはできるだけ長時間のせておくべき?

A.シートパックを長時間使用すると肌の乾燥に繋がる可能性があります。

シートパックを使用する際、長くつけていた方がより保湿できると勘違いされがちですが、長時間つけすぎるとシートパックが乾き始めて肌の水分を奪ってしまいます。
その結果、逆に肌が乾燥してしまう可能性があるため、パッケージに記載された規定時間は守るようにしましょう。

Q.アレルギーテスト済みの化粧品ならアレルギーは心配いらない?

A.すべての方にアレルギーが起こらないということではありません。

「アレルギーテスト済み」という表示は、メーカーや販売会社が人の皮膚に対するアレルギー性試験を実施し、各企業の判定基準で問題がなかった場合に記載できるものです。
すべての方にアレルギーが起こらないというわけではありませんが、化粧品を選ぶ際の目安にはなります。特に敏感肌の人はチェックしてみることをおすすめします。

Q.ニキビは潰したほうが早く治る?

A.雑菌が入って悪化する恐れがあるため、潰してはいけません。

ニキビの原因であるアクネ菌は酸素がない環境でのみ生育できることから、ニキビの芯や毛穴につまった皮脂を出してしまえば悪化することなく治ると考えられています。

しかし、炎症を起こしたニキビを潰すと雑菌が入ってさらに悪化し、化膿してしまうこともあるため絶対にニキビは潰してはいけません。潰してしまったニキビの箇所はニキビ痕が残りやすく、美容医療が必要となってしまうため注意しましょう。

Q.メイクや汚れをしっかり落とすために、クレンジングや洗顔はゴシゴシ洗ったほうがいい?

A.ゴシゴシ擦ると肌に負担がかかるため、やさしく洗うようにしましょう。

クレンジングではしっかりとメイクや汚れを落とすことが大切。しかし、しっかりと落とそうとしてゴシゴシこすりすぎるのは避けましょう。 肌への摩擦をできるだけ減らすよう適量のクレンジング剤を手のひら全体でやさしく滑らすようになじませてください。

また、長時間クレンジングを行ったり、クレンジング力が高すぎるものを使うのもNG。肌に必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥に繋がってしまいます。 自分の肌質やメイクに合わせてクレンジング剤を選ぶようにしましょう。

Q.防腐剤が入っていない化粧品のほうが肌に良い?

A.防腐剤が入っているものを極端に避ける必要はありません。

化粧品は開封から数ヶ月という長い期間、継続的に使用する場合が多いと思います。その場合、防腐剤が配合していないものは使用中に混入した雑菌が繁殖し、肌に刺激をもたらすこともあります。

化粧品に使用できる防腐剤は法律で種類と配合上限(%)が決められており、安全性が認められたものが適正な量配合されています。そのため、防腐剤が入っているものを極端に避ける必要はありません。
ただし、過去に特定の防腐剤によって肌荒れなどの肌トラブルが起こったことがある人については、その成分を配合していない化粧品を選びましょう。

Q. 美白化粧品で肌が白くなる?シミができてから使えばいい?

A.美白化粧品は肌を白くするものではありません。シミができる前の予防として使用しましょう。

美白と聞くと、日焼けした肌の色を白くしたり、シミやくすみを消してくれると思われる方も多いかと思います。しかし、美白の定義としては「メラニン生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ。」であり、肌色そのものを白くしているわけではありません。 

したがって、シミができる前に予防のために使用するのが効果的です。通常、定着して濃い肌のシミを完全に解消することは難しいといわれています。

Q.スキンケアで肌荒れは治せる?

A.スキンケアで既にある肌荒れを治すことはできません。

化粧品や医薬部外品によるスキンケアで期待できるのは、肌荒れの予防まで。既にある肌荒れについては医薬品でしか治すことはできません。

肌荒れができてからケアするのではなく、日頃のスキンケアで肌荒れしにくい健康的な肌状態を維持することが大切。肌荒れやニキビができやすい人は、肌荒れ防止有効成分を配合した医薬部外品を使うのがおすすめです。

まとめ

毎日スキンケアをきちんとしていても、間違ったスキンケアでは逆に肌トラブルの悪化に繋がります。正しいとされていることでも実は間違っている場合があるため、すべてを鵜呑みにせず自分で調べてみることが大切です。

ぜひ、本記事を参考に自分のスキンケアや肌トラブルの対処法が間違っていないか、今一度見直してみてください。正しい知識を身につけ、肌トラブルのない健やかな肌を目指しましょう。