【エイジングケア】次世代レチノール!?注目の美容成分バクチオールについて解説

【エイジングケア】次世代レチノール!?注目の美容成分バクチオールについて解説

韓国コスメブームの影響で話題となったレチノールと似た効果を持つバクチオールという成分をご存知でしょうか。肌への刺激が強いレチノールよりも使いやすく、次世代レチノールとして注目を集めています。

そこで本記事では注目の美容成分バクチオールについて解説します。バクチオール配合のおすすめアイテムについても紹介するので、エイジングケアをしたいと考えている年齢肌の人はぜひ参考にしてみてください。

バクチオールとは?

バクチオールは、オランダビユ(バブチ)というマメ科植物から抽出される天然の成分。古くからインドのアーユルヴェーダや中国医学で利用されていました。

日本でも話題となったレチノールと同じビタミンAの一種。肌への効果もレチノールと似ていることから「次世代レチノール」や「第2のレチノール」とも呼ばれ、最近注目を集めています。

バクチオールの美容効果

バクチオールの効果はレチノール様作用とも呼ばれ、レチノールと似た肌への効果を発揮することで知られています。主な美容効果としては以下になります。

保湿作用

バクチオールは角質層にうるおいを補給し、乾燥を防ぐ働きが期待できます。肌の保湿作用とターンオーバー促進作用によってバリア機能をサポートし、様々な外的刺激から肌を守って健やかな肌を保ちます。

肌荒れ予防効果

バクチオールは角質層にうるおいを与えるとともにバリア機能をサポートし、外的刺激の影響を受けにくくすることで肌荒れの予防に繋がります。

また、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促す作用もあり、ニキビや肌荒れの原因となる毛穴に溜まった余分な皮脂や汚れを除去します。

毛穴ケア効果

バクチオールは肌の水分と油分のバランスを整えることに加え、優れたターンオーバー促進作用によって、毛穴に詰まった古い角質や余分な皮脂、汚れなどを除去することで様々な毛穴トラブルをケアします。

また、バクチオールは抗炎症作用も期待できるといわれており、毛穴に溜まった皮脂や汚れによる炎症を抑えてくれます。

肌にハリ・弾力を与える

バクチオールは抗酸化作用だけでなく、肌の弾力性に関わるコラーゲンの生成促進効果が期待できるのも特徴。様々なエイジングサインの原因となる活性酸素の働きを抑えるとともに、真皮層のコラーゲン量を増やすことで肌にハリや弾力を与えます。

また、肌のターンオーバー促進作用に優れるため、ヒアルロン酸やコラーゲンの代謝活性にも寄与し、間接的に小ジワや肌のハリ不足などにも効果を発揮します。

バクチオールとレチノールの違いは?

効果発現時間

バクチオールとレチノール、ともに肌に対する効果は似通っているのですが、効果発現時間としてはレチノールの方が短く、即効性があるのが特徴です。

また、レチノール方が高い効果を発揮する傾向にあり、毎日使用するなかで効果を実感しやすいのはレチノールといえるでしょう。

肌への刺激

肌への刺激性も大きな違いの一つ。レチノールは肌の乾燥や皮剥け、赤み、痒みといったA反応が起こりやすいのに対し、バクチオールはA反応が起こりにくく肌への刺激が比較的マイルドなのが特徴です。

また、バクチオールはビタミンC成分を使用した製品とも併用できるのも特徴。敏感肌や肌がデリケートな状態の人でも使いやすいのが、バクチオールの大きな利点といえます。

安定性

レチノールは熱や紫外線などで分解されやすく、日中のケアとしては向かないのが特徴。それに対し、バクチオールは熱や紫外線に対する耐性があり、安定性が高いので時間に関係なく使いやすいです。

バクチオール配合おすすめ化粧品5選

1.yayoi|プレシャス ローション

  出典:Marché la Cocotte公式

たっぷりのうるおいをチャージしながらエイジングケアをすると謳う日本発のナチュラルビューティーブランドyayoiの化粧水。整肌成分のバクチオールによるレチノール様作用によって、ハリや弾力のあるしなやかな肌へと整えます。

その他にもツボクサエキスやコメ発酵エキス、ヨモギ葉エキスなどの注目の美容成分を贅沢に配合。エイジングサインに対して多角的にアプローチし、若々しい印象の肌へと導きます。
また、テクスチャーはとろみがあって角質層への浸透性も高く、その後のクリームなどのアイテムの肌なじみも良くなります。

2.if nature|イフナチュール クリアピールローション

   出典:if nature公式

元宝塚・沙央くらまさんがプロデュースするスキンケアブランドif nature(イフナチュール)の化粧水。整肌成分のバクチオールをキー成分として使用しているのがブランドの特徴であり、エイジングケア効果に期待できます。

また、充実した保湿成分も特徴。ヒアルロン酸やコラーゲン、ブドウエキスを配合しており、しっとり感のある肌へ整えるだけでなく健やかな肌状態を維持します。
敏感肌でも使いやすいようこだわった製品設計も特徴。合成香料や合成着色料といった6成分(※)については無添加です。

※合成香料・合成着色料・紫外線吸収剤・石油系界面活性剤・アルコール・パラベン

3.Antipodes|クレド プロバイオティクス セラム

  出典:Cosme Kitchen

発酵成分のパワーに着目したニュージーランドのオーガニックスキンケアブランドAntipodesの美容液。発酵成分や植物性ヒアルロン酸が健康的で明るい印象の肌に導くと謳っています。
ビタミンA代替成分のバクチオールを整肌成分として配合しており、肌荒れ予防効果やエイジングケア効果に期待できます。

また、保湿成分の乳酸桿菌発酵液をはじめ、整肌成分のダイサンチク葉エキスや(サッカロミセス/キシリヌム)/紅茶培養物といった発酵成分を豊富に配合。肌にうるおいを与えバリア機能をサポートし、健康的な肌状態を保つ設計です。

4.N organic Vie|リンクルパック エッセンス

   出典:N organic公式

自然由来の成分にこだわった自然派スキンケアブランドN organic Vieの目元用美容液。アプリケーター付きで目の下やくぼみにも塗りやすく、ひんやりとマッサージしながら塗布することができるのが特徴です。
肌のハリケアや保湿効果が期待できるバクチオールを整肌成分として配合しており、乾燥による小じわを目立たなくします。(効能評価試験済み)

また、グリセリンやフィトステロール、グリコシルトレハロースなど保湿成分も充実。水分と油分のバランスを整えてゆらぐにくい肌へと整えてくれます。
自然派ブランドらしく敏感肌に配慮した設計も魅力。6つのフリー処方(エタノール・合成香料・パラベン・鉱物油・着色料・石油系界面活性剤)に加え、アレルギーテストも実施済み(※)です。

※全ての人にアレルギーが起こらないということではありません。

5.23years old|バクチア コアクリーム

  出典:Qoo10 23years old公式

整肌成分としてバクチオールを0.5%配合した韓国の人気スキンケアブランド23years oldのクリーム。バクチオールの他にもドクダミエキスやツボクサエキスといった整肌成分も配合しており、健やかな肌を保ちながらエイジングケアできる設計です。

また、水溶性、油性ともに保湿成分が充実。肌に与えたうるおいを逃さずキープしながら角質層を柔らかくしてくれます。
敏感肌の刺激になりうるアンモニアやタルクといった成分については不使用。肌質や肌状態を問わず使いやすいよう配慮されている点も魅力です。

まとめ

バクチオールはレチノールと同じビタミンAの一種であり、肌荒れ予防効果やエイジングケア効果など効果も似通っています。即効性はレチノールに劣るものの、肌への刺激や安定性の観点においてレチノールよりも使いやすいのが特徴です。

レチノールを使うとA反応が出てしまう人や、肌がデリケートな状態の人のエイジングケアには特にぴったりの成分です。エイジングサインが気になるようになってきた人や季節の変わり目にゆらぎやすい人は、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。