【美白ケア】トラネキサム酸の美容効果とは?トラネキサム酸配合のおすすめアイテムも紹介

【美白ケア】トラネキサム酸の美容効果とは?トラネキサム酸配合のおすすめアイテムも紹介

出血を止めたり、喉の赤みや腫れを抑える医薬品として広く知られているトラネキサム酸。実は肌への美白効果や肌荒れ予防効果といった肌への美容効果も期待でき、様々なスキンケアアイテムに広く使用されています。

そこで本記事では、トラネキサム酸の美容効果について解説します。トラネキサム酸配合のおすすめアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

トラネキサム酸の美容効果

トラネキサム酸は有効成分として医薬部外品にのみ配合され、化粧品に分類されるアイテムには配合されません。厚生労働省に認められているトラネキサム酸の効能効果は以下になります。

美白効果

スキンケアにおける美白効果とは、シミやそばかすの原因であるメラニンの生成を抑える働きのことを指します。勘違いしやすいのですが、肌色そのものを白くしているわけではありません。

「メラノサイト」というメラニンを作る細胞にメラニンを生成するよう指令を出す働きをする情報伝達物質の一種にプラスミンがあります。 トラネキサム酸はこのプラスミンをブロックし、メラノサイトに届かないようにすることで美白効果を発揮します。

肌荒れ予防効果

プラスミンは肌のアレルギー反応や炎症にも関わっています。トラネキサム酸はプラスミンの働きを抑えることで肌の炎症状態を鎮め、肌荒れ予防効果も発揮します。

トラネキサム酸配合のおすすめアイテム5選

1.肌ラボ 白潤プレミアム|薬用浸透美白化粧水(医薬部外品)

   出典:ロート製薬公式

肌ラボの美白ラインである白潤プレミアムの薬用化粧水。美白有効成分のトラネキサム酸や整肌保湿成分のビタミンCリン酸Mgを配合しており、メラニン生成を抑えてシミを予防することで肌を明るい印象に導く効果が期待できます。

さらに、肌荒れ防止有効成分のグリチルリチン酸2Kに加え、2種類のヒアルロン酸や濃グリセリンといった保湿成分も充実。うるおいに満ちた美白肌へと導くという謳い文句にも納得の成分構成といえます。
健康的な素肌と同じ弱酸性に加え、5つのフリー処方(香料・着色料・鉱物油・アルコール・パラベン)で、敏感肌でも使いやすい点も魅力です。

2.HAKU|メラノフォーカスEV(医薬部外品)

 出典:資生堂公式オンラインショップ

資生堂が展開する美白に特化したスキンケアブランドHAKUの美白美容液。m−トラネキサム酸と4MSKの2種類の美白有効成分を配合しており、別のアプローチでメラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぎます。
また、この2種類の美白有効成分はそれぞれプラスとマイナスの異なるイオンに帯電しており、互いにイオンの力で引き込むことでシミの原因まで浸透して効果を発揮します。

また、ワセリンやアセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、濃グリセリンなどの保湿成分を配合。高い保湿力が期待でき、乾燥肌のうるおいケアにもぴったりです。
乳液のようななめらかなテクスチャーで、さっぱりというよりはしっとり感強めの使用感ですがベタつきにくいのも特徴です。

4MSK:4−メトキシサリチル酸カリウム塩

3.IPSA|ピンプルクリア(医薬部外品)

    出典:IPSA公式

ニキビのできやすい不安定な肌を整え、クリアでなめらかな肌へと導くと謳うIPSAのニキビ用美容液。トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムという2種類の肌荒れ防止有効成分を配合しており、違ったアプローチでニキビや肌荒れを予防します。

また、ビタミンC誘導体やシャクヤクエキスなどの整肌成分により、日やけや乾燥によってくすんだ肌を明るい印象に導きます。
保湿成分はやや物足りない印象なため、乾燥肌の人は乳液やクリームで保湿ケアしましょう。ニキビ予防に特化した成分構成であり、ニキビや肌荒れをしっかり予防したい人におすすめの美容液です。

4.IHADA|薬用クリアエマルジョン(医薬部外品)

出典:資生堂公式オンラインショップ

肌荒れ予防と美白ケアを同時に行うことができる資生堂の薬用スキンケアブランドIHADAの薬用乳液。美白有効成分にはm-トラネキサム酸、肌荒れ防止有効成分にはグリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。
さらに、高精製ワセリンを肌うるおいバリア保護成分として配合。肌表面にうるおい保護膜を形成し、水分蒸発を防ぐとともに乾燥などの外部刺激から肌を守ります。

とろみが少なくべたつきにくいテクスチャーのため、オールシーズン使いやすい使用感も口コミでは好評でした。
また、敏感肌に配慮した設計も魅力。4つのフリー処方(香料・着色料・アルコール・パラベン)に加え、アレルギーテストとノンコメドジェニックテストも実施済み(※)です。

※すべての方にアレルギーやコメド(ニキビのもと)が発生しないということではありません。

5.LITS|薬用ステムクリーム(医薬部外品)

   出典:LITS公式

うるおいと透明感のある肌へ導くと謳うLITSの薬用保湿クリーム。美白成分のトラネキサム酸と肌荒れ防止成分のグリチルリチン酸2Kの2種類の有効成分を配合しており、こちらも美白ケアと肌荒れ予防を同時に叶えることができる設計です。

水溶性保湿成分と油性成分ともに充実した成分構成も特徴。肌に与えたうるおいをしっかりと閉じ込めて蒸発を防ぐ効果に期待できます。
また、クリームにしては伸びがよく、比較的軽めの使用感も特徴。乾燥による肌のくすみが気になる人や、ゆらぎ肌の人には特におすすめの保湿クリームといえます。

まとめ

美白有効成分や肌荒れ防止有効成分として医薬部外品に配合されるトラネキサム酸。機能性の高さだけでなく、敏感肌でも使いやすい点から様々なアイテムに使用されています。

トラネキサム酸配合のアイテムを選ぶ際は、美白効果と肌荒れ予防効果のどちらの効能が認められているのかをパッケージなどから確認しましょう。
肌のくすみやシミ、そばかす、肌荒れといった肌トラブルに悩んでいる人は、ぜひトラネキサム酸配合のアイテムを試してみてはいかがでしょうか。