【角質ケア】ピーリングの種類や使用時の注意点について解説
最近ではピーリング成分を配合したスキンケア用品も多く見かけるようになりました。しかし、ピーリング
そこで本記事では、ピーリング成分の種類と特徴、ピーリング成分を使用する際の注意事項について解説をします。ぜひ、ピーリング成分配合のスキンケアアイテムを購入する際の参考にしてみてください。
ピーリング成分の効果
ピーリングとは「皮を剥ぐ・むく」といった意味をもつ英語の「Peel」が語源。洗顔料などに含まれる成分で、肌表面の古くなった角質を除去するケアのことを指します。
ターンオーバーの乱れによって古くなった角質が蓄積されると、ニキビなどの肌荒れや肌のくすみやシミ、乾燥小ジワといった様々な肌トラブルを引き起こします。ピーリング成分によって適切に角質ケアをすることで、これらの肌トラブルを予防することができます。
ピーリング成分の種類と特徴
ピーリング成分は大きく分けると「AHA」「BHA」「PHA」の３種類あります。それぞれの特徴について解説をします。
AHA（α-ヒドロキシ酸）
AHAはα-ヒドロキシ酸の略称。りんごなど柑橘類などの発酵液に含まれる天然由来の成分で、フルーツ酸とも呼ばれます。
蓄積された古い角質を除去することにより、ターンオーバーを正常にする働きがあります。それにより、ニキビや肌のくすみ、乾燥小ジワなど様々な肌悩みに対する美容効果が期待できるといわれています。
AHAの代表的な成分には、クエン酸やグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸などがあります。特に分子量の小さい乳酸やグリコール酸は肌への浸透性が高く、効果を発揮しやすいことから多くの化粧品に使用されています。
BHA（β-ヒドロキシ酸）
BHAはβ-ヒドロキシ酸の略称で、一般的にサリチル酸と呼ばれます。水溶性であるAHAに対しBHAは脂溶性のため肌への浸透性が高く、毛穴に詰まった皮脂や角栓にアプローチすることができます。
基本的な効果としてはAHAと同じですが、毛穴ケアやニキビ治療に対してはAHAより向いているといえます。また、効果が高い分AHAやよりも多少肌への刺激が強いのも特徴です。
PHA（ポリヒドロキシ酸）
PHAはポリヒドロキシ酸の略称で、次世代AHAと呼ばれる成分です。PHAにはグルコノラクトンやラクトビオン酸といった成分があります。こちらも基本的な効果としてはAHAと同じなのですが、AHAと比べて分子量が大きく肌表面にしか作用しないのが特徴です。
そのため、AHAよりもピーリング効果としては穏やかで、その分肌への刺激も少ないです。ピーリング成分は肌の刺激になりやすいのが特徴ですが、PHAは敏感肌でも使いやすいピーリング成分といえます。
ピーリング成分の注意事項
ピーリング成分は肌への刺激が強く、正しく使用しないと赤みを伴う炎症や乾燥、肌荒れなどの症状が起こりやすくなります。そのため、使用する際は以下の注意事項を守って使用するようにしましょう。
使用頻度を守る
ピーリング成分配合のアイテムを過度に使用すると肌に必要な角質まで除去してしまい、肌バリア機能の低下に繋がり、紫外線などの外的刺激を受けやすくなります。
乾燥や肌荒れだけでなく、将来的なシミやシワといった肌トラブルの原因にもなるため、ピーリング成分配合のアイテムを使用する際は必ず使用方法と使用頻度を守って適切に使用しましょう。
入念な保湿ケア
ピーリング成分を使用した後は、肌表面の角質が剥がれて乾燥しやすくなっています。そのため、いつもよりも入念な保湿ケアを心がけてください。
保湿力の高い化粧水を使用するだけでなく、乳液やクリームといった肌に蓋をして水分蒸発を防ぐアイテムも使用するようにしましょう。
刺激の強い成分との併用は避ける
ピーリング成分によって肌が敏感になっている可能性が高いため、敏感肌の人やピーリング初心者の人は、レチノールやビタミンC誘導体などの併用は控えたほうがよいでしょう。
また、AHAやBHA配合の別アイテムとの併用も基本的に避けたほうが望ましいです。これらを併用する際は、必ず肌の調子を見ながら慎重に取り入れてみてください。
使用後は紫外線対策を徹底する
ピーリング成分によって肌表面の角質が除去された肌は、紫外線の影響を受けやすい状態。紫外線による肌へのダメージの蓄積は、将来的なシミやシワ、たるみといった肌の老化になります。
そのため、ピーリング成分を使用した翌日は天候に関わらず、必ず日焼け止めを塗るなどの紫外線対策を行うようにしましょう。
ピーリング成分配合のおすすめ化粧品
goodal｜アップルミントAHA・BHA10％リキッド
出典：CLIO公式楽天市場店
4種類のAHAを8％、BHA（サリチル酸）を2％配合した角質ケアに特化した化粧水。合計10％も配合されたAHAとBHAが古くなった角質や毛穴に詰まった汚れや皮脂にそれぞれアプローチし、ツルツルな肌に整えるだけでなく毛穴の目立たなくしてくれます。
また、グーダル独自の製法で抽出したアップルミント成分が肌を清浄にするだけでなく、さっぱり感を与えてくれます。保湿成分としてヒアルロン酸やパンテノール、肌荒れ防止成分のアラントインが配合されており、角質ケア後の乾燥しやすく敏感な肌をしっかりケアをする設計となっています。
まとめ
適切なピーリングによる角質ケアは肌の乾燥や肌荒れ、シミ、くすみといった様々な肌トラブルの予防になります。しかし、ピーリング成分は肌への刺激が強く、人によっては赤みや肌荒れが起こりやすいです。
そのため、使用頻度を守って正しく使用することや、使用後の保湿ケアや紫外線対策がとても大切です。ぜひ、ピーリング成分配合のアイテムを正しく使用し、健やかな肌状態を維持しましょう。