肌が老ける食べ物は何?糖化・酸化の原因を避け美肌を叶えよう!

肌が老ける食べ物は何?糖化・酸化の原因を避け美肌を叶えよう!

いつまでも若々しい肌でいたい!と日々お手入れに力を入れている一方で、なかなか肌効果が見られないと感じている方もいるかもしれません。もしかして、気づかないうちに老化を早める食べ物を取り入れていませんか?

美しい肌は、スキンケアだけでなく毎日の食事からも作られています。そのため、スキンケアで何を使うかだけでなく、食事で何を食べるかも美肌作りには欠かせません。そこでこの記事では、知らないと損する「老化を早める食べ物」を紹介します。

老化の原因「糖化」「酸化」とは?

肌の老化には、肌のコゲである「糖化」と肌のサビといわれる「酸化」が影響しています。

糖化

糖化とは、食事などからとった余分な糖質が、体内のタンパク質と体内で結びつき細胞などを劣化させる現象です。糖化により「AGE」と呼ばれる悪玉物質が大量に作られます。AGEはタンパク質を攻撃する特性があるため、内臓をはじめとする体内組織のあらゆるタンパク質を攻撃し、老化につながってしまうのです。

AGEは高血糖の状態が長く続くと増えやすくなります。また食品に含まれるAGEの約7%は消化の過程で体内に溜まるため、AGE量の多い食べ物を好む方はAGE化が進みやすいとされています。

酸化

酸化反応は、生活する上で避けられない現象です。体内に酸素が取り込まれると、一部の酸素は強い酸化力をもつ活性酸素になります。活性酸素は免疫機能をもちますが、増えすぎると細胞を傷つけ老化を早めてしまうのです。

活性酸素は日常生活で生じる酸化ストレスからも発生します。紫外線や過度な飲酒、偏った食生活など原因はさまざまです。

老化を早める?避けるべき食べ物

GI値の高い食べ物

GIとは血糖値が上昇する速度を数値化したものです。GI値が高くなれば、老化の原因である糖化のリスクが高まります。

GI値が高い食べ物は以下のようなものです。

  • 精製された砂糖を使った料理:お菓子・菓子パンなど
  • 精製された小麦粉:パン・うどんなど

砂糖はなるべく黒糖や三温糖、主食は玄米やライ麦粉のパンなど、精製されていないものに置き換えるようにしましょう。

食品添加物を多く含む食べ物

食品添加物を多く含む食べ物を多く摂ると、解毒作用のある肝臓はフル回転しなければなりません。そのため、身体は疲れやすくホルモンバランスも乱れやすくなります。

日頃忙しいと加工食品や冷凍食品、コンビニ弁当に頼りたくなりますが、これらには食品添加物が多く含まれています。特に加工食品のソーセージやベーコンをこんがり焼くと、AGEを大量につくることになるため要注意です。

忙しい場合は、週末に作り置きなどして、なるべく自炊を心がけ食品添加物に頼る生活から脱出しましょう。

トランス脂肪酸を多く含む食べ物

トランス脂肪酸は、バターやマーガリンなどの油脂類や、これらの油脂類を多く含む食品に含まれています。例えば、菓子パンやピザ、ショートケーキやポテトチップスなどです。

トランス脂肪酸を多く摂取すると、血糖値が急激に上昇し糖化のリスクを高めるだけでなく、悪玉コレステロールも増加させてしまいます。さらには紫外線による肌ダメージを加速するともいわれています。

ファーストフードやスナック菓子、菓子パンなどを好む方は要注意です。

塩分が多い食べ物

過剰に塩分を摂取すると、体内の細胞に含まれるナトリウムが増加し、細胞内液を奪ってしまいます。すると、皮膚の状態が不安定になり乾燥や肌荒れ、シワなどの肌老化を早めてしまうのです。

さらに塩分の多い食事は、高血圧や心筋梗塞、腎臓病や脳卒中などになりやすく、ガンの発症リスクが高いこともわかっています。ラーメンやファーストフード、ポテトチップスなど、おいしい食品には食塩が多く含まれているので、食べすぎには注意しましょう。

普段の食事で気を付けるポイント

意識していても完全に避けるのは現実的ではありません。食事を楽しむためにも、食べる順番や食べ合わせを意識してみましょう。

①食べる順番を意識する

最初に食物繊維の多い野菜→タンパク質→炭水化物の順で食べると、血糖値が急上昇させるのを抑えられます。

②食べ合わせを意識する

どうしても揚げ物を食べたいならお酢・梅干し・レモンなどクエン酸を含む食品を一緒に摂りましょう。さらに食事と一緒に、AGE抑制効果のあるカテキンを含む緑茶や、糖化を防ぐビタミンB群が豊富なキノコ類、高い抗糖化効果があるスルフォラファンを含むブロッコリーを一緒に摂るのもおすすめです。

まとめ

肌の老化は年齢だけが原因ではありません。普段口にする食事を見直すことで、老化のスピードを穏やかにできます。ぜひ、身体の中からエイジングケアをしてくださいね。