【6・7月は注意】梅雨時期の肌荒れの原因・スキンケアのポイントとは?

【6・7月は注意】梅雨時期の肌荒れの原因・スキンケアのポイントとは?

 朗らかで過ごしやすい春の季節はあっという間に過ぎ去り、ジメジメした梅雨の時期がまたやってきますね。梅雨時期は湿度が高く、乾燥しないから大丈夫だと思っていませんか? インナードライといって肌表面は一見潤っているような気がしていても、実は内側は乾燥していることも・・・

 梅雨時期は肌トラブルが起こりやすい季節なのです。特にインナードライの肌や敏感肌の人は、この季節になると肌の乾燥やかゆみ、ニキビなどの肌トラブルが増えます。

 そこで本記事では梅雨時期の肌トラブルの原因とスキンケアのポイントについて解説します。適切なスキンケアを行い、ジメジメした梅雨時期も健やかな肌を保ちましょう。

梅雨時期の肌トラブルの原因は?

 梅雨時期の肌トラブルの原因は大きく分けて以下の3つになります。

  • 気温と湿度
  • 紫外線
  • エアコンなどによる乾燥

これらがどのような肌トラブルをもたらすか1つずつ解説します。

高温多湿な梅雨時期の肌はインナードライ状態

 インナードライとは表面は皮脂で潤っているように見えるものの、内側が乾燥している皮膚の状態を指します。梅雨時期は気温上昇により汗とともに皮脂の分泌量が増えます。さらに湿度が非常に高いことで、肌から汗が蒸発しにくく表面に残りやすいです。  
 これにより、梅雨時期の肌はインナードライになりやすいのです。肌表面がベタベタしている感じを「肌が潤っている」と勘違いしてしまう方も多いのではないのでしょうか。

 また、湿度が高く、皮脂分泌量が増えたことで雑菌が繁殖しやすくなります。それにより皮膚が炎症を起こし、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

雨の日でも紫外線には注意

 「雨の日は直射日光が当たらないから大丈夫」というのは大きな間違いです。晴れた日の紫外線量の3割程度ではありますが、雨の日でも紫外線は降り注いでいます。さらに、6月の紫外線量は実は7月や8月とあまり変わりないのです。

 そのため、梅雨時期もしっかりと紫外線対策をすることがとても大切です。紫外線は肌に炎症を起こし、メラニンの色素の合成が促されることで、皮膚の色が黒くなったり、シミやそばかすの原因になります。さらに肌の老化を促進し、シワやたるみに繋がることもあります。

エアコンなどの乾燥も大敵

 梅雨時期は室内で過ごす時間が増えることで、エアコンや除湿器による肌の乾燥が増えやすいです。雨の日は湿度が高く、乾燥を感じにくいですが注意が必要です。

梅雨時期のスキンケアのポイント

朝と夜の洗顔で汗や皮脂を落とす

 梅雨時期の肌トラブルを防ぐためには、肌を清潔な状態を保つことが基本です。夜はもちろんですが、朝も洗顔や拭き取り化粧水で汗や余分な皮脂を落とすことで化粧ノリも良くなり、日中のくずれも少なくなるでしょう。

 ただし、しっかりと皮脂を落とそうとしてゴシゴシ肌をこすったり、1日に何回も洗顔をするのは避けましょう。必要な皮脂まで落としてしまい、逆に皮脂分泌量が増えてしまう原因になります。

保湿はしっかりと!

 洗顔後はすぐに化粧水や乳液などでしっかりと保湿をするようにしましょう。洗顔後の肌は、皮脂膜や天然保湿因子が洗い流され、乾燥しやすい状態になっています。そのため、すぐに保湿ケアを行うことで肌の水分を補い、バリア機能を守ります。 

 また、エアコンなどで日中も乾燥が気になる方は、メイクの上からでも使えるミストタイプの保湿化粧水を使うのがおすすめです。梅雨時期はいつもより意識して保湿を行うことが大切です。

外出時は必ず紫外線対策を忘れずに

 雨の日はつい、忘れがちになりそうですが、必ず外出時は日焼け止めなどで紫外線対策をしましょう。日常使いの日焼け止めとしては、SPF30/PA++程度のものがおすすめです。
 また、晴雨兼用の日傘を使用することも有効です。

タオルや寝具をこまめに洗う

 梅雨の時期は湿度が高いせいで、タオルや寝具などにも雑菌やダニが繁殖しやすくなります。上記3つの対策をしていても肌荒れが気になる場合は、それらが原因かもしれません。
 タオルや寝具といった肌に触れるものは、こまめに洗濯をして清潔な状態を維持することが大切です。

憂鬱な天気に負けず健やかな肌を!

 梅雨時期は肌トラブルが増える季節ですが、適切なスキンケアを行うことで、健やかな肌を保つことができます。
 ジメジメして憂鬱な梅雨時期を乗り越えて、健やかな肌で夏を迎えましょう。