シワの改善に効果的といわれるレチノールの効果とレチノールが配合された美容液5選

シワの改善に効果的といわれるレチノールの効果とレチノールが配合された美容液5選

レチノールはビタミンAの一種であり、シワやたるみを改善する効果が期待できる美容成分として、肌の細胞体に働きかけます。

また、ヒアルロン酸の合成や、コラーゲン生成を促進するという特徴もあり、肌のみずみずしさやハリを育む効果があるとも言われています。

2017年に厚生労働省が、レチノールを医薬部外品成分として“シワ改善の効果がある”と認め、より認知度の高い美容成分となりました。

レチノールには表皮を厚くする効果があり、シワが目立ちにくくなるため、シワに悩む人にとって魅力的な成分であるといえます。

レチノール反応とは?

「レチノール反応」や「A反応」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは、ビタミンAが不足している肌に、新たにレチノール(ビタミンA)が入ることで肌が過剰に反応するため、肌荒れなどの反応が起こることをいいます。

・肌のかゆみ

・乾燥

・皮剥けなど

上記のような症状が肌に現れることを「レチノール反応」や「A反応」といい、レチノールを使用する際に起こる正常な反応です。

肌にビタミンAが十分に貯蔵されると、レチノール反応はおさまり、徐々に安定していきます。

レチノール入りのスキンケアを選ぶ際の注意点

レチノール入りのアイテムを選ぶ際に注意することは「パルミチン酸レチノール」ではなく「レチノール」が配合されたものを選ぶことです。

パルミチン酸レチノールは安定性が高く、多くのスキンケアに配合されていますが、その分効果は薄いものが多いと言われています。

化粧品に含まれる美容成分は、処方薬と比較すると効果は薄くなるのが一般的ですが、選ぶ際には「レチノール」配合のアイテムがおすすめです。

innisfree(イニスフリー)

レチノールシカリペアセラム

レチノールが初めての人でも使いやすい低刺激処方で、発売当初から人気が続いている美容液です。

美容成分としては攻めの「レチノール」と、肌の炎症を抑えてくれる「CICA」が配合されているので、敏感肌の人でも比較的使いやすいアイテムです。

角質ケアとして人気の美容液で、使用後の肌表面はつるつるとし、保湿力も高くしっとりとした肌へと導きます。

ELIXIR(エリクシール)

スポットクリアセラムWT

レチノールはもちろん、m-トラネキサム酸が配合され、本来はシミ対策美容液として注目を浴びている美容液です。

年齢を重ねると出てくる肌悩みである「シミ」と「シワ」など、2つの肌悩みに効果的と考えられている成分が配合されています。

みずみずしく肌馴染みの良いテクスチャーで、気になる場所にスポット的に使用する美容液です。

SANA(サナ)

リンクルターン 薬用コンセントレートセラム ホワイト

ピュアレチノール配合で、しなやかなハリ肌に導き、弾力感のある肌に仕上げます。

ナイアシンアミドも配合されているので、大人の肌悩みに、多方面からアプローチできるでしょう。

とろっとしたテクスチャーにもかかわらず、肌馴染みが良いので、朝のメイク前でも問題なく使用できます。

首やデコルテのケアにも使えるので、年齢によるサインが気になるパーツに存分に使ってあげたい美容液です。

YEOUTH

レチノール美容液

レチノールに加え、ビタミンEやヒアルロン酸、アロエベラを豊富に含む美容液です。

レチノールで角質をケアし、他の美容成分でしっかりと保湿することで、みずみずしく輝く肌へと導きます。

夜用の美容液なので、夜のみの使用にとどめることと、日中は同じメーカーのビタミンC美容液の使用が推奨されています。

他の美容液と違う点は、ヴィーガン(菜食主義者)・ナチュラル・オーガニック・パラベンフリー(防腐剤のパラベン未使用)であることです。

KISO(キソ)

スーパーリンクルセラム

純粋レチノールを5%配合した、朝・夜どちらでも使用できる美容液です。

レチノール美容液としては濃度が薄めなので、A反応が起こりづらく、レチノール初心者や敏感肌の人に挑戦しやすいアイテムといえます。

テクスチャーはトロッとしていて、肌に馴染みやすく、塗った後はもちっとした質感になります。

レチノールは紫外線や酸化に弱い成分なので、瓶入りのレチノールであることは、安定性が高いと考えられるでしょう。

レチノール美容液で年齢肌をケアしましょう

レチノールは、人によっては肌に刺激となったり、赤みが出てしまったりする美容成分です。

敏感肌の人の中には、レチノールを使ってみたいけれど、肌荒れしてしまうのが怖いという人もいるかもしれません。

肌荒れが不安な人は、美容液ごとにレチノールが配合されている濃度に差があるので、まずは低濃度のものから使用してみるのがおすすめです。

レチノールとうまく付き合い、成分のいいところを肌に取り入れ、年齢肌をケアしていきましょう。