韓国では定番の、内側から発光するようなツヤ感のあるみずみずしい「水光肌(すいこうはだ)」をご存知ですか？従来のファンデーションを重ね塗りしたようなマットな肌より、スキンケア重視のスッピンに近い肌が日本でも大流行しています。
水光肌を生み出すためには、韓国式の10ステップスキンケアがおすすめです。「10ステップもあるなんて大変そう」「韓国コスメの品質ってどうなの」と気になっている方のために、スキンケアの順番と、おすすめ韓国コスメブランドを紹介します。
しっかりポイントを抑えれば、今日から実践できる内容ばかりなので、ぜひ最後まで読んでみてください。
韓国コスメによるスキンケアのステップを解説
韓国式10ステップスキンケアは、次の順番で行います。主にシミやシワの原因になる紫外線と、乾燥対策をメインに行うのがポイントです。
- オイルクレンジング
- ウォータークレンジング
- 角質ケア
- 化粧水
- エッセンス
- 美容液
- シートマスク
- アイクリーム
- 保湿クリーム、ジェル
- 日焼け止めorナイトクリーム
もちろんコスメは韓国製ではなく、国産や海外の製品でもOK。季節や肌悩みによって、自分に合ったものを選びましょう。
1.オイルクレンジング
オイルでしっかりとメイクを落として、残ったメイクや皮脂を専用化粧水などで拭きとる、ダブルクレンジングが韓国スキンケアのポイントです。まずはオイルタイプのクレンジングを使って、化粧や毛穴の皮脂汚れを落とします。
オイルを手のひらでなじませて、顔全体にクルクルと優しく広げます。(オイルが白っぽくなるのが目安)流すときのお湯は、汚れを落としつつ、必要な皮脂を守る32〜34℃くらいがベストです。
クレンジング後は、清潔なタオルで擦らないように優しく拭き取りましょう。使い捨てができるキッチンペーパーやティッシュなどで拭きとるのもおすすめです。
2.ウォータークレンジング
オイルクレンジングで落としきれなかった汚れを落とすのが、ウォータークレンジングです。落としきれなかった汚れが毛穴にたまると、色素沈着してしまい、肌がくすんで見える原因になります。
ウォータークレンジングは、専用化粧水による拭き取りタイプが人気ですが、普通の洗顔フォームでも大丈夫です。ポイントは摩擦で肌に負担をかけないために、擦らないで優しく拭きとること。摩擦が起こるとひどい乾燥や肌荒れを起こしやすくなり、危険です。
3.角質ケア
角質ケアは、ピーリングなどとも呼ばれ、肌表面の古い角質を落として肌を柔らかくするのが目的のステップです。毛穴を開きやすくして、化粧水や美容液の浸透を高める効果もあります。
肌への刺激が強いので毎日やらずに週1〜2回程度で大丈夫です。角質ケア成分配合の美容液がたっぷり染み込んだ、「ピーリングパッド」が人気です。洗い流すタイプやシートマスクタイプなどもあるので、自分に合ったものを選びましょう。
4.化粧水
ここでやっと化粧水の登場！夜は高保湿、朝はさっぱりタイプなど、肌の状態に合わせて使い分けるのがおすすめです。化粧水はケチらずにたっぷりと使うのがポイントです。韓国コスメはプチプラ商品も多いので、化粧水を惜しみなく使えるのも嬉しいですね。
洗顔後は肌の水分が蒸発しやすいので、洗い終えたら素早く化粧水をしみ込ませましょう。数回に分けて手のひらで優しく肌になじませるのですが、手のひらがモチっと肌に吸い付くようになる状態が完了の目安です。
5.エッセンス
エッセンスは、韓国式スキンケアならではのステップ。美容液と異なるポジションで、化粧水と美容液の中間に使うアイテムです。化粧水を角質層まで浸透させるのに重要で、日本では導入美容液、ブースターなどとも呼ばれています。
化粧水よりもとろみがあり、美容液よりはさらっとした質感。肌の栄養や水分を補う役割があり、化粧水よりも美容成分が多く配合されているのが特徴です。「化粧水では少し物足りない…」と感じた時に、プラスαのスキンケアとして使うのがおすすめです。
6.美容液
シミ、シワ、乾燥などの肌悩みに欠かせない、必須アイテムが美容液です。ブランドやライン使いに左右されず、自分に合った商品を使うのが韓国女子流。肌の調子により使い分けている人も多いです。
5番目に使用したエッセンスとは別に、美容液は大きく「セラム」と「アンプル」に分かれます。
- セラム…エッセンスよりも美容成分の濃度が高いもの
- アンプル…セラムよりもさらにみよう成分の濃度が高いもの
濃度が高くなるにつれて肌への負担がかかりやすくなるので、敏感肌の人は軽めのエッセンスやセラムから試してみましょう。
7.シートマスク
シートマスクは可能であれば毎日続けるのがおすすめです。化粧水前にシートマスクをするという人も多いようですが、スキンケア的には割と後半の位置付けになるのです。
夜はもちろん、朝のメイク前に行うと化粧ノリが全く変わります。忙しい人は週2〜3回の使用でも大丈夫です。プチプラからデパコスレベルの高級品まであり、韓国女子は普段使い用や頑張った日のご褒美用などといったように使い分けています。
貼りっぱなしは禁物。肌の必要な水分まで蒸発させてしまい逆効果になるからです。シートマスクの規定時間は必ず守りましょう。
8.アイクリーム
目元は、顔の他の部分に比べて油分を出す皮脂腺が少ないため、非常に乾燥しやすいです。水分が蒸発しやすい部分のため、濃厚な目元専用のクリームを使い、しっかりと保湿しましょう。クマ、シワ、乾燥など、悩みに合わせたアイクリームを選ぶのがポイントです。
目の周りは皮膚が薄くシワになりやすい部位なので、「自分の年齢ではまだ早い」と思わず、早めの年齢から開始すべきスキンケアでもあります。夜だけでなく、朝にも使うことで日中の目元乾燥を防ぐことができるので実践してみてください。
9.保湿クリーム、ジェル
これまでのステップで肌に塗ったものにふたをするイメージで、保湿クリームやジェルを使います。肌の状態や季節に合わせたものを使い分けましょう。また、保湿は首やデコルテまで幅広く行うことを推奨しています。たっぷり使うなら、プチプラ商品を選ぶのも良いでしょう。保湿クリームの油分が苦手な人は、韓国では定番の水分量豊富な「水分クリーム」もおすすめです。
10.日焼け止めorナイトクリーム
韓国式スキンケアの最重要ポイントは、紫外線と乾燥の対策。朝は日焼け止め、夜はナイトクリームを使ってしっかりと対策していきましょう。韓国コスメの日焼け止めは、UVカットはもちろん、美容成分が配合された商品が多いのも特徴です。
クリームやスプレータイプの他に、メイクの上から使えるスティックタイプやクッションファンデーションと一体になったものなどがあります。ナイトクリームは、寝る前の水分補給として使うアイテム。アロマ配合でリラックス効果がある商品も販売されています。寝てる間にもしっかりと乾燥対策を行えば、翌朝目覚めたときのうるおった肌に感動するはずです。
韓国コスメのスキンケアは効果絶大!
乾燥や肌荒れ、シミやシワなど、すべての肌トラブルに大切なのがスキンケアによる保湿です。韓国コスメを使った10ステップスキンケアは、丁寧に肌の保湿を行うことができ、長く続けていくうちに肌質が改善されていくのを実感できるでしょう。
効果①：乾燥しにくくなる、潤う
乾燥が気になるからと言って、油分の多いクリームを塗るだけのスキンケアでは、肌の奥底まで潤いを補給することはできません。化粧水を数回に分けてしっかりと染み込ませ、最後に保湿効果の高いクリームで蓋をすることで、日中や寝ている間も肌に潤いをキープすることができます。
効果②：ハリツヤが出る、透き通る
ダブルクレンジングで毛穴の汚れをしっかりと落とした後に、美容成分の高いエッセンスや化粧を染み込ませることで、肌の奥から潤いを補給することができます。皮脂汚れがしっかり除去されることでくすみが軽減し、明るく透き通ったハリのある肌が生まれます。
韓国コスメのスキンケアおすすめブランド5選
「人気が高く、安いけれど種類が多すぎて何を選べば良いかわからない」という方のために、おすすめ韓国コスメブランドをご紹介します。SNSなどで「韓国コスメは危ない」「使ったら肌荒れした」という意見もまれにありますが、しっかりと開発研究された優秀な商品が多いのも事実です。
肌が荒れたり悪化したりするのは体質や季節的な要因も関わってくるので、一概に「韓国コスメが悪い」とは言えません。
- 肌質・肌悩み
- 口コミやレビュー
- 雑誌などで話題の商品
などを参考に試してみて、最終的に自分に合ったものを選びましょう！初心者は1つのブランドに絞ってライン使いするのもおすすめです。
1.EUYIRA(ユイラ)
公式：https://aueid.com/collections/euyira
肌の理想的な水分と油分のバランスを追求したコスメブランド。韓国の人気インフルエンサー、キム・スミさんが手がけるブランドなのですが、30代で2人の子持ちでありながら、爆発的な美しさを秘めている素敵な韓国女子なんです。20代はもちろん、30代からのスキンケアとしても大人気です。
2.ONE THING(ワンシング)
公式：https://www.qoo10.jp/shop/1thing
100％植物由来のヴィーガン製品のみで構成される、韓国初のコスメブランドです。広告費用など不要なコストを省き、全てを商品開発にかけているワンシングは、口コミだけでその人気が高まりました。よってその実力は本物。少し香りが独特ではありますが、肌悩みに合わせて選べるラインナップの多さが魅力です。
3.innisfree(イニスフリー)
ユネスコ世界自然遺産にも登録された、自然豊かなチェジュ島の恵みを使ったコスメブランド。ドラッグストアなどでも購入でき、プチプラなのも人気の理由です。メイク落とし、洗顔、化粧水、美容液、シートマスクと、韓国式スキンケアがブランド一つで実践できるラインナップです。
4.CNP Laboratory(シーエヌピーラボラトリー)
CNPは韓国の有名な皮膚科医「チャ＆パク」という2人の先生を意味します。アルコール、パラベン、ミネラルオイル全てがフリーで、さらに無着色のスキンケア商品。しかも、最近はドラッグストアなどでも気軽に購入できるようになり、さらに身近なものとなりました。
プチプラなのにドクターズコスメなので、安心して利用できるのも嬉しいです。
5.Huxley(ハクスリー)
アフリカ北端に広がるサハラ砂漠で見つけた「サボテンシードオイル」を原料に、高性能なスキンケア商品を開発。高品質でありながら税込で数千円程度で購入できるプチプラなのも魅力的です。
「ヒータを消すか、ハクスリーを使え」という衝撃的なキャッチコピーが話題になるほど、保湿力の高さに定評があります。エイジングケア専用のラインもあり、30代以降のスキンケアにもおすすめです。
韓国コスメはプチプラで優秀!10ステップスキンケアを実践して憧れの美肌をゲットしよう
今回は話題の韓国コスメによるスキンケア方法を紹介しました。「安かろう悪かろう」と、韓国コスメを懸念していた方も多いと思いますが、ブランドをしっかり選べばデパコスレベルに優秀な商品がたくさんあることもわかりました。
潤いをたっぷり補給して感想を防ぐことで、シミやシワの改善が期待できる韓国式10ステップスキンケア。時間がかかってしまっても、実行すべきメリットがたくさんあることがわかりました。皆さんも、まずはお手持ちのスキンケア商品を使って実践してみてください。