【アゼライン酸とは?】選び方や使い方から市販品と皮膚科専売品の違い

【アゼライン酸とは?】選び方や使い方から市販品と皮膚科専売品の違い

アゼライン酸は、近年注目度が急上昇しているスキンケア成分です。アゼライン酸の選び方や使い方などの基礎知識から、市販品と皮膚科専売品の違いまで、この記事で徹底解説します。

アゼライン酸とは?

アゼライン酸(Azelaic Acid)は、小麦やライ麦などの穀物や酵母に含まれる、天然由来の酸です。日本では化粧品成分として扱われており、主に以下のような肌悩みのある方におすすめされています。

①肌荒れ

②皮脂トラブル(テカリ・毛穴詰まりなど)

③ニキビ・吹き出物

④赤み・酒さ

⑤くすみ・色素沈着

アゼライン酸の特徴

①天然由来で刺激が少なく敏感肌にも使いやすい

②抗菌・抗炎症作用でニキビのケアに使える

③皮脂分泌を抑制し、毛穴詰まりやテカリを防ぐ

④角質のターンオーバーを促進し、肌のキメを整える

市販品と皮膚科専売品の違い

アゼライン酸は、元々皮膚科で処方されることが多かった成分ですが、近年は日本国内でも市販品が増え、ドラッグストアやネット通販で手軽に購入できるようになりました。

市販品は、敏感肌向けやマイルドな処方が多いのですが、皮膚科専売品はより高濃度な傾向にあります。皮膚科専売品は、医師の指導のもとで使うため、重度のニキビや酒さに悩む方に向いていると言えるでしょう。

市販品

濃度:5~20%程度(商品による)

入手方法:ドラッグストア・通販

価格帯:1,000~4,000円程度と幅広い

使用感:マイルドな処方が多い

皮膚科専売品

濃度:15~20%が主流

入手方法:皮膚科での診察・処方が必要

価格:相場は2,000円前後

使用感:効果重視で刺激が強い場合も

市販アゼライン酸の選び方

配合濃度をチェック

初心者や敏感肌の方は5〜10%からスタートし、肌に合うか確認した上で徐々に濃度をあげていくと、失敗しにくいでしょう。

形状・テクスチャーで選ぶ

①クリーム:部分使い・集中ケア向き

②美容液:全顔使い、さっぱりした使用感

③化粧水:毎日のケアやプレ化粧水として

肌質・悩みに合わせて選ぶ

①ニキビ・毛穴:抗菌・皮脂抑制効果のあるもの

②赤み・酒さ:抗炎症・鎮静成分配合のもの

③敏感肌:低刺激・無添加のもの

ドラッグストアや通販で買える!市販のアゼライン酸アイテム

クリームタイプ

【NIKIPITA(ニキピタ)】AZアゼフィットスポッツ

容量:10g 価格:3,300円(税込)

気になる部分に集中ケア。高濃度20%でピンポイントに使いやすい。

【AZELAIN(アゼライン)】AZコンセントレートクリーム

容量:15g 価格:2,480円(税込) 

毛穴・赤みに本気でアプローチ。敏感肌にも対応。

ローション・化粧水タイプ

【AZELAIN(アゼライン)】AZバランシングローション

容量:150ml 価格:1,980円(税込)

全13種類配合されている整肌成分が、ゆらぎ肌を整えます。

【TOUT VERT(トゥヴェール)】バランシングGAローション

容量:100ml 価格:2,000円(税込)

アゼライン酸誘導体原液を2%配合した化粧水で、皮脂トラブルをマイルドにケアします。

アゼライン酸の上手な使い方・注意点

パッチテストを必ず行う

敏感肌や初めて使う方は、二の腕や首の下でパッチテストを。

最初は部分使いからスタート

特に高濃度(15%以上)のものは、ピリピリ感や赤みが出ることがあるため、まずは気になる部分だけ塗布しましょう。

保湿と併用する

乾燥や刺激を感じた場合は、保湿クリームと混ぜて使うとマイルドに使えます。

朝は紫外線対策をしっかり

アゼライン酸自体に光毒性はありませんが、肌のバリア機能が一時的に低下する可能性があるため、日焼け止めを併用しましょう。

よくある質問Q&A

Q. 市販のアゼライン酸は皮膚科のものと比べて効果が弱い?

A.市販品はマイルドな処方が多いですが、15〜20%配合の高濃度アイテムも増えています。重度の肌悩みには、医師の診断も検討しましょう。

Q. クリームと化粧水、どちらが良い?

A.部分ケアにはクリーム、全顔ケアであれば化粧水タイプが使いやすいです。併用もOK。

アゼライン酸を活用して理想の肌に

アゼライン酸は、ニキビや毛穴、赤みなど多くの肌悩みにアプローチできる注目成分です。市販品でも、低濃度から高濃度のものまで多彩なラインナップがあり、ドラッグストアや通販で手軽に入手できます。自分の肌質や悩みに合わせて最適な商品を選び、使い方に注意して、理想の肌を目指しましょう。