【エイジングケア】シワ改善に有効な美容成分について解説

年齢とともに気になってくる目元や口元、額のシワ。様々なメーカーからエイジングケアを謳うアイテムが販売されており、どれを選べば良いか迷われますよね。
そこで本記事では、シワ改善効果が認められている美容成分について解説します。シワ改善美容液・クリームの選び方のポイントについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
シワ改善有効成分の種類
シワはコラーゲンやエラスチンといった肌の弾力に関わる成分が変性したり厳守することが主な原因です。シワには進行度によって表皮性シワ(小ジワ)、表情ジワ、真皮性シワ(深いシワ)の3つに分けることができます。
医薬部外品の有効成分としてシワ改善効果が認められているのは以下になります。
- レチノール
- ナイアシンアミド
- ニールワン
- ライスパワーNo.11+
この3つの成分について、それぞれどのような違いがあるか解説します。
ニールワン
ポーラ独自の成分である「ニールワン」は日本で初めて、シワ改善効果が認められた医薬部外品の有効成分として承認されました。
ニールワンは好中球エラスターゼの働きをブロックすることで、シワ発生の要因であるコラーゲンなどの真皮成分の分解を抑えてシワを改善します。 また、ニールワンは紫外線ダメージによるシワに効果的な成分で、シワ予防効果も期待できるのが特徴です。
レチノール
レチノールはビタミンAの一種で、表皮にあるヒアルロン酸の生成を促進することで、肌の水分量増加及び肌のターンオーバーを整えます。
それに加えて、真皮のコラーゲンやエラスチンの密度を高めることによって肌にハリを与えてシワを改善します。
ただし、敏感肌には刺激になりやすく肌荒れの原因になるため、肌がデリケートなときは慎重に使用するようにしましょう。
ナイアシンアミド
ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)は、ビタミンB3のことであり、セラミドの合成促進及び真皮のコラーゲン生成を促進することでシワを改善します。 さらに、ナイアシンアミドはシワ改善効果に加えて、メラニン生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ効果もあり、美白有効成分としても使用されます。
ナイアシンアミドを配合していても商品によって認められている効果が異なるため、注意が必要です。また、ナイアシンアミドは比較的肌に刺激が少ないため、敏感肌の人でも使いやすいのも特徴です。
ライスパワーNo.11+
ライスパワーとは勇心酒造が開発した成分で、米から抽出したエキスをさらに発酵することで作られます。発酵に用いられた菌の種類によって効果が異なり、現在では14種類が化粧品などに実用化されています。
その中でもライスパワーNo.11+は、ライスパワーNo.11が改良され、「肌の水分保持能の改善」と「シワ改善効果」の2つの効能が認められた日本で初めての有効成分です。 従来のシワ改善有効成分とは異なり、表皮・基底膜・真皮の3箇所すべてにアプローチするため、高いシワ改善効果が期待できるのが特徴です。
シワ改善アイテムを選び方のポイント
シワ改善有効成分を配合した医薬部外品を選ぶ
まず1つ目としては、シワ改善効果が認められている「ニールワン」「レチノール」「ナイアシンアミド」「ライスパワーNo.11+」が配合されている医薬部外品のアイテムを選びましょう。
ニールワンは「肌のハリ・弾力性に関わる成分を分解する酵素」、言い換えると「シワの原因となる酵素」を抑制する働きがあるため、シワの予防として使うこともできます。 それに対し、レチノールやナイアシンアミド、ライスパワーNo.11+は、肌のハリ・弾力性に関わる成分の生成を促進することによってシワを改善するため、今あるシワに対して効果が期待できるのが特徴です。
※ニールワンの正式な成分名は「三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na」
保湿成分の充実度
肌の表皮にできるシワ(いわゆる乾燥小ジワ)は、主に肌の乾燥が原因です。そのため、保湿力の高いアイテムでしっかりと保湿ケアをすることも非常に大切です。
ヒアルロン酸やグリセリン、セラミド、コラーゲン、アミノ酸類といった保湿成分が豊富に配合されているものがおすすめ。また、肌にフタをして水分蒸発を防ぐ、セラミドやスクワランといった油性成分にも注目してみてください。
肌への刺激性
シワ改善美容液・クリームは目元に使用することが多いアイテムであるため、できるだけ刺激が少ないほうが望ましいです。敏感肌の人は、アレルギーテストやパッチテスト、スティンギングテストなどの実施有無を確認しましょう。 すべての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありませんが、選ぶ際のポイントになります。
また、ニールワンやナイアシンアミドと比べて、レチノールは配合割合によっては刺激を感じる場合が多いです。敏感肌の人は肌の調子に合わせて、様子を見ながら使用してみてください。
まとめ
現在厚生労働省にシワ改善効果が認められているのは「ニールワン」「レチノール」「ナイアシンアミド」「ライスパワーNo.11+」の4成分。シワ改善アイテムを選ぶ際は、シワ改善有効成分としてこれらを配合した医薬部外品を選びましょう。
さらに、自分の肌質に合わせて保湿成分の配合数や、敏感肌の刺激となりうる成分にも注目してみてください。シワ改善有効成分を使用したアイテムで若々しい印象の肌を維持しましょう。