ニキビができる原因とは?ニキビの予防方法や対処法について解説

ニキビができる原因とは?ニキビの予防方法や対処法について解説

ニキビは一度できてしまうと治すのに時間がかかるだけでなく、正しく治療しないと痕が残ってしまうこともあります。そのため、ニキビができないように日頃から予防やケアをすることが大切です。

そこで本記事では、ニキビの予防方法やできてしまったときの対処法について解説します。ニキビができやすい人や肌荒れに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもニキビとは?原因は?

ニキビとは、尋常性ざ瘡という皮膚の病気の一つ。過剰に分泌された皮脂やメイク汚れなどによって毛穴の出口が塞がってしまい、毛穴内部で皮脂の蓄積したりニキビの元となるアクネ菌が増殖することによって発生します。

10代の思春期ニキビは主に成長期のホルモン分泌増加が原因です。それに対して30代以降のニキビは、肌の乾燥やターンオーバー(肌の生まれ変わり)の乱れなどによって、古い角質が毛穴に詰まること原因となります。

ニキビの予防方法

ニキビは悪化してしまうとスキンケアで治すことは難しいため、できる前に予防することが大切です。日頃から正しいケアで予防しましょう。

適切な洗顔

ニキビ予防の基本は洗顔です。余分な皮脂やメイク汚れを洗い流すことで毛穴が詰まらないようにすることがとても大切です。ただし、洗顔をし過ぎると肌に必要な水分・油分まで取り去ってしまい、逆にニキビができやすくなってしまうため注意しましょう。

基本的に1日2回の洗顔で十分です。肌の乾燥もニキビの原因となるため、洗顔後はしっかりと保湿ケアをして水分と油分を補いましょう。

ニキビ予防有効成分を配合した医薬部外品を使用する

ニキビができやすい人はニキビ予防有効成分を配合した医薬部外品をスキンケアに取り入れることもおすすめです。ただし、医薬品のように既にできてしまったニキビに対しては効果が認められていないため注意しましょう。

ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品を使う

ノンコメドジェニックテストとは、コメドと呼ばれるニキビのもとができにくい処方であるかの評価する試験のこと。この試験をクリアした商品は「ノンコメドジェニックテスト済み」「ニキビのもとになりにくい処方」などと表記されて販売されます。

ノンコメドジェニックテスト済みの化粧品でも全ての人にニキビのもと(コメド)ができないというわけではありませんが、化粧品を選ぶ際のポイントのひとつとして参考にするとよいです。

紫外線対策

紫外線は肌の乾燥による角質肥厚や皮脂の酸化による炎症悪化を引き起こすため、ニキビの悪化に繋がる場合があります。そのため、日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘などで紫外線対策をすることが大切です。

紫外線吸収剤は敏感肌やニキビ肌の刺激になりうるため、「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」と記載されている日焼け止めを選ぶようにしましょう。

ストレスを溜めず、十分な睡眠を取る

ストレスはホルモンバランスが崩れる原因となります。その結果、男性ホルモンの過多などのホルモン異常が引き起こされ、ニキビの発生に繋がるため注意が必要です。

また、睡眠不足は免疫力低下、新陳代謝の悪化を招きます。それにより肌のターンオーバーも乱れるためニキビができやすくなります。

正しい食生活

偏った食生活もニキビを引き押す原因となります。肌の材料となるタンパク質をはじめ、肌の調子を整えるビタミンB群・ビタミンC・ミネラルなどをバランス良く摂取するようにしましょう。

また、便秘によって腸内に有害物質が溜まると、免疫力低下や肌のターンオーバーの乱れを引き起こすことでニキビの原因となります。
そのため、便秘の予防となる食物繊維が豊富に含まれている野菜やきのこ類、海藻類などもニキビ予防に有効といえます。

ニキビができた時の対処法

できたニキビは潰さない

炎症を起こしたニキビを潰すと雑菌が入ってさらに悪化し、化膿してしまうこともあるため絶対にニキビは潰してはいけません。

潰してしまったニキビの箇所はニキビ痕が残りやすく、美容医療が必要となってしまうため注意しましょう。

洗顔のしすぎはNG

過剰な洗顔によって肌が乾燥すると皮脂分泌がさらに活発になってしまい、逆にニキビが悪化してしまうこともあります。

また、洗顔をする際はニキビに刺激を与えないようしっかりと洗顔料を泡を立て、ゴシゴシ擦らずやさしく洗顔をするようにしましょう。

手や髪で触れないようにする

手には目に見えない雑菌がたくさん付いているため、触ることでニキビを悪化させてしまう恐れがあります。

また、おでこのニキビに前髪が触れると刺激になり悪化する恐れがあるため、前髪を短くしたりアップにするなど工夫しましょう。

まとめ

既にできてしまったニキビについてはスキンケアで治すことができません。悪化したニキビについては皮膚科での治療が必要な場合もあります。
そのため、日頃から適切なスキンケアと規則正しい生活習慣によって、ニキビができないようにきちんと予防することが大切です。

もしニキビができてしまった場合は絶対に潰さず、できる限り手や髪で触れないように工夫するのが大切です。ぜひ本記事で紹介した予防方法を実践し、ニキビのできにくい健やかな肌を目指しましょう。