顔のテカリが気になる人必見!脂性肌の人がスキンケアで使うべき美容成分とは?

脂性肌は分泌される皮脂の量が普通肌の人よりも多く、肌がテカりやすいだけでなく毛穴の開きや黒ずみ、ニキビや肌荒れといった様々な肌トラブルが起こりやすいのが特徴です。
そこで本記事では脂性肌におすすめの美容成分について解説します。毛穴目立ちやニキビなどで悩んでいる脂性肌の人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
そもそも脂性肌とは?
水分量、皮脂量ともに多く、ベタつきを感じやすいのが特徴の肌タイプ。水分量が多く乾燥しにくいのですが、皮脂量が多いことでベタつきやテカリやすいです。
過剰に分泌された皮脂が原因でニキビなどの肌トラブルや、メイクのヨレ・崩れが起こりやすいのも特徴です。
肌トラブル予防のためには毎日のクレンジングや洗顔でメイクや皮脂汚れをきちんと落とすことが大切。ただし、皮脂の落としすぎは逆に肌の乾燥に繋がるため、洗顔のやりすぎや洗浄力が高すぎる洗顔料の使用には注意が必要です。
また、洗顔後は肌が乾燥しやすいので脂性肌の人も必ず保湿ケアをしましょう。乳液やクリームなどのアイテムは油分が多いので、ベタつきにくい軽いテクスチャーのものがおすすめです。
脂性肌におすすめの美容成分
脂性肌のスキンケアは「保湿」と「皮脂コントロール」の2つが基本となります。また、過剰な皮脂によってニキビや肌荒れも起こりやすいので、それらの予防効果が期待できる成分もおすすめです。
◯皮脂分泌抑制成分
ビタミンC(アスコルビン酸、3-O-エチルアスコルビン酸など)
ビタミンC成分には、過剰な皮脂分泌を抑制する効果があります。さらに、抗菌作用もあるといわれており、アクネ菌が増えるのを防ぐことでニキビ予防効果も期待できます。
その他にも美白効果(※)や毛穴ケア効果、エイジングケア効果など様々な美容効果が期待できる万能な成分といえます。
※メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ
塩酸ピリドキシン
塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)も過剰な皮脂分泌を抑制する働きが認められた成分の一つ。化粧品のスキンケア・ヘアケア用品によく使用されます。
また、ニキビ予防や肌荒れ予防の効果が認められた有効成分として、医薬部外品の製品にも配合されることが多いです。
ライスパワーNo.6
ライスパワーNo.6(米エキスNo.6)は、過剰な皮脂分泌による肌荒れやニキビ、毛穴の黒ずみといった様々な肌トラブルの予防に期待できる成分。
皮脂腺に直接アプローチするのが特徴。肌の水分量を保ちつつ過剰な皮脂分泌のみを抑制し、肌への負担を抑えつつ皮脂ケアをすることができます。
アゼライン酸
アゼライン酸はターンオーバーを正常化する働きがあり、古い角質の蓄積を防ぐことで詰まり毛穴の予防に繋がります。
また、皮脂分泌抑制作用も期待できるため、毛穴が溜まることで起こる開き毛穴や溜まった皮脂の参加による黒ずみ毛穴にも効果が期待できます。
◯抗炎症作用成分
グリチルリチン酸ジカリウム
抗炎症成分の中で化粧品に最も使用される成分のひとつ。甘草の根に含まれる成分で、炎症成分の発生に関わる成分の産生を抑制することによって炎症を抑えたり、アレルギーを防ぐ効果もあります。
医薬部外品の肌荒れ防止・ニキビ予防有効成分としても使用され、スキンケア用品や日焼け止め、メイク用品などに長年にわたり幅広く使用されている成分です。
アラントイン
アラントインは、一部の植物の根や種子、牛や豚などの動物の尿や血液などに含まれる天然の成分。抗炎症作用や刺激緩和作用、組織修復作用などの効果が期待できます。
化粧品や医薬部外品としてスキンケア製品やボディケア製品、ハンドクリーム、リップクリームなど様々な製品に使用されています。
◯殺菌成分
塩化ベンザルコニウム
強力な殺菌作用によって顔のニキビの原因であるアクネ菌はもちろん、背中ニキビの原因であるマラセチア菌にも働きかける成分。また、皮膚の常在菌増殖によって汗臭を抑える効果もあります。
昔から手指消毒や手術時の患部の消毒、医療機器の消毒などに使用されていました。最近ではニキビ用の洗顔料や薬用シャンプーなどにも使われるようになりました。
イソプロピルメチルフェノール
塩化ベンザルコニウム同様、アクネ菌や背中のニキビの原因であるマラセチア菌を殺菌することでニキビを予防します。医薬品の軟膏や消毒薬をはじめ、薬用石けんや薬用シャンプー、ボディーソープなど幅広く使用されています。
洗顔料のニキビケア製品に使用される場合は濃度0.1%以下と厚生労働省で配合量について制限されています。
◯高保湿成分
肌の乾燥は皮脂の分泌量増加に繋がるため、脂性肌の人も保湿ケアはとても大切。特にインナードライの人は、肌表面は皮脂でべたついているのですが角層内は乾燥している状態のためしっかりと保湿する必要があります。
<おすすめの高保湿成分>
- ヒアルロン酸Na
- セラミド
- アミノ酸
- コラーゲン
- 天然保湿因子(NMF)
- ライスパワーNo.11
- プラセンタエキス
まとめ
脂性肌の人は皮脂分泌量が多く、顔のテカリやすく、メイクがヨレやすいため、ビタミンC誘導体や塩酸ピリドキシンといった皮脂分泌抑制効果が期待できる美容成分が非常におすすめです。
また、過剰に分泌された皮脂によってニキビや肌荒れなどの肌トラブルも起こりやすいのも特徴。そのため、スキンケアアイテムを選ぶ際は、抗炎症成分や殺菌成分などニキビ予防効果が期待できる成分にも注目してみてください。