敏感肌の人必見!頭皮にやさしい低刺激シャンプーの選び方を解説

敏感肌の人はスキンケア同様、シャンプーなどのヘアケアアイテムも肌にやさしいものを使いたいですよね。肌質に合わないシャンプーを使っていると、乾燥やかゆみ、ふけなどの頭皮トラブルに繋がるため注意が必要です。
そこで本記事では、成分構成の観点から敏感肌でも使いやすいシャンプーの選び方について解説します。おすすめの低刺激シャンプーも紹介するので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。
低刺激シャンプーの選び方
マイルドな洗浄力のものを選ぼう
シャンプーを選ぶうえで最も重要なポイントとなるのが洗浄成分(界面活性剤)の種類。洗浄力が高すぎるものを選ぶと頭皮の刺激になったり、乾燥やフケの要因となりうるため、敏感肌の人は特に注意が必要です。
選ぶ際は、成分表の上位に記載してある洗浄成分に注目しましょう。敏感肌の人におすすめなのは、洗浄力がマイルドでしっとりとした洗い上がりが特徴のアニオン性界面活性剤のアミノ酸系や両性界面活性剤のベタイン系です。
なお、ステアリン酸Naなどの石けん系やラルリル硫酸Naなどの高級アルコール系は比較的洗浄力が高いため、敏感肌の人は避けたほうが望ましいでしょう。
主なアミノ酸系、ベタイン系の成分は以下になります。
◯アミノ酸系
ココイルグルタミン酸TEA、コカミドDEA 、ラウロイルメチルアラニンNa、N-アシルグルタミン酸塩 など
◯ベタイン系
コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ココアンホ酢酸Na など
保湿成分の充実度
敏感肌の人は汚れを落とすだけでなく、頭皮をしっかり保湿することができるシャンプーを選ぶのがおすすめ。頭皮の乾燥はフケやカサつき、かゆみなどのトラブルに繋がるため注意が必要です。
洗い上がりに髪のきしみやゴワつきを感じている人は一度シャンプーを見直したほうが良いかもしれません。シャンプーを選ぶ際は、成分表から以下のような保湿成分が豊富に配合されているか確認してみてください。
選ぶ際は以下のような保湿成分が配合されているか確認してみてください。
- アミノ酸(グリシン、アラニン、グルタミン酸、アスパラギン酸など)
- セラミド(セラミドNG、セラミドAP、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど)
- 糖類(スクロース、ソルビトール、グリコシルトレハロースなど)
- BG
- グリセリン
- ヒアルロン酸Na
- ハチミツ
ノンシリコンシャンプーにこだわらなくてもOK
ここ最近ノンシリコンシャンプーが流行っており、「シリコン=良くない成分」という認識になっている人も多いかと思います。
しかし、シャンプーに配合されているシリコン成分は非常に配合量が少ないことに加え、ほとんどが洗い流されて毛穴につまらないことがわかっています。
洗い流さないトリートメントなどの場合は、継続使用によって蓄積されて髪のゴワつきに繋がる場合がありますが、シャンプーの場合はあまり気にしなくても大丈夫です。
シリコンは髪の手触りを滑らかにする働きがあるため、洗い上がりの髪のきしみに悩んでいる人はシリコン含有のものを選んでもよいでしょう。
シンプルな成分構成がおすすめ
敏感肌の人は成分構成がなるべくシンプルな方がおすすめです。配合成分の数が多ければ多いほど、自分の肌と合わない成分が含まれている可能性も高くなります。
また、植物エキスや精油などの配合数が多いものも敏感肌の刺激になりうるため注意が必要です。「自然由来の〜」「オーガニック」と記載してあるからといって肌にやさしいとは限らないため鵜呑みにしないようにしましょう。
アレルギーテスト・パッチテスト・ノンコメドジェニックテストの実施有無
敏感肌の人はアレルギーテストやパッチテスト、ノンコメドジェニックテストといった各種テストが行われているかということについても注目をしましょう。
これらのテストを実施してるからといって、すべての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありませんが、選ぶ際のポイントになります。
おすすめ低刺激シャンプー5選
1.NOV|ノブ ヘアシャンプー DS

敏感肌に配慮された低刺激な製品開発が特徴のNOVのシャンプー。頭皮のうるおいをとりすぎず、敏感な頭皮にも使いやすいと謳っています。
メインの洗浄成分には洗浄力がマイルドなアミノ酸系とベタイン系を使用。頭皮のうるおいを残しつつ、すっきりとした洗い上がりであるのが特徴です。
また、敏感肌な頭皮や皮膚、毛髪にも負担の少ない毛髪保護成分を使用しており、しなやかな感触の髪に仕上げてくれます。
香料と着色料は使用しておらず、アレルギーテストやパッチテストも実施済み(※)。成分構成もシンプルで謳い文句どおり敏感肌でも使いやすい設計が魅力といえます。
※全ての人はアレルギーや皮膚刺激が起こらないということではありません。
2.無印良品|ダメージケアシャンプー うるおい
出典:無印良品公式
天然由来成分100%にこだわった無印良品の新ヘアケアシリーズのシャンプー。髪内部の空洞化の原因であるキューティクルの損傷に着目したヘアケアアイテムを展開しています。 アミノ酸系をメインの洗浄成分として採用。加えてBGなどの水溶性保湿成分とツバキ種子油などの油性成分もバランスよく配合しており、しっとりとうるおいのある髪に仕上げてくれます。
ヒト型セラミドや5種類のアミノ酸も保湿成分として配合。加齢や紫外線などによって減少しがちなセラミドやアミノ酸を補うことによって、髪にハリとコシを与えて健康的で若々しい印象に髪に導きます。
また、6つのフリー処方(合成香料・無着色・鉱物油・パラベン・シリコン・アルコール)に加え、アレルギーテストも実施済み(※)です。
全ての人はアレルギーが起こらないということではありません。
3.HONEYQUE|ディープリペア シャンプー モイスト
出典:HONEYQUE公式
ハチミツ成分に着目したヘアケア製品を展開するHONEYQUEのシャンプー。うねり・広がりを抑え毛先まで素直にまとまる蜜髪へ導くと謳っています。
こちらもメインの洗浄成分にはベタイン系とアミノ酸系を使用。ハチミツや疑似セラミドなどの保湿成分も豊富に配合しており、きしみにくいしっとりとした洗い上がりが特徴です。
加水分解ローヤルゼリータンパクをはじめとする補修成分も充実。乾燥ダメージが気になる髪にもぴったりといえます。
また、公式で謳っているように泡立ちの良さが特徴。弾力のある濃密な泡が簡単に作れ、頭皮全体をまんべんなく洗えるのも魅力です。
4.hiritu|バランスリペアシャンプー スムース

出典:hiritu公式
独自のたんぱく質・水分・油分を効果的に補うバランスケア処方が特徴のヘアケアブランドhirituのスムースシリーズのシャンプーです。
メインの洗浄成分にはアミノ酸系とベタイン系を配合しており、髪や頭皮に適度に皮脂を残しつつ洗い上げることができる設計となっています。
高浸透型と吸着型のWヒアルロン酸をはじめ、アミノ酸やセラミド、PCA-Naなど保湿成分を豊富に配合。加水分解シルクなどの補修成分も充実しており、乾燥した髪やダメージヘアにぴったりの成分構成といえます。
5.Curel|キュレル 泡シャンプー(医薬部外品)
乾燥性敏感肌向けの製品を扱う花王のスキンケアブランドCurelの薬用泡シャンプー。消炎有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムを配合しており、フケやかゆみなどの肌トラブルの予防効果が期待できます。
健やかな頭皮の維持のために必要なセラミドを守りながら洗うことができるマイルド洗浄処方が特徴。泡タイプで使いやすく、ゴシゴシこすらずにやさしく洗うことができます。
また、健康な肌と同じ弱酸性に加え、香料や着色料、アルコールは不使用。赤ちゃんのデリケートな肌にも使用できるのも嬉しい点です。
まとめ
敏感肌はもちろん、パーマ剤やカラー剤の影響で頭皮がデリケートな状態の人は、頭皮にやさしい低刺激シャンプーを選ぶのが大切です。選ぶ際はまず、メインで使用されている洗浄成分に注目してみてください。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は頭皮に必要な皮脂を落としすぎず、うるおいを残しながら洗い上げることができるため敏感肌や乾燥肌の人には特におすすめです。
ぜひ本記事を参考に敏感肌でも使いやすい低刺激なシャンプーを選び、健やかな頭皮状態を維持しましょう。