【髪質診断】自分の髪質を知って毎日のヘアセットやヘアケアに活かそう!

皆さんは自分の髪質について正しく把握していますか?「自分は直毛だ」と思っていても、実は隠れくせ毛だったということはよくあります。
髪型を決めたり、ヘアケアアイテムやヘアセットアイテムを選ぶ際に、自分の髪質について正しく理解しておくことがとても大切です。
そこで本記事では、自分の髪質についてセルフチェックできる髪質診断の方法を紹介します。タイプ別にヘアケアやヘアセットのポイントついても解説するので、髪にお悩みがある人はぜひ参考にしてみてください。
髪質診断とは?なぜ必要?
髪質は主に「クセの有無」「毛量」「髪の硬さ」「髪の太さ」の4つの要因が組み合わさることで構成されています。
今回紹介する髪質診断では、上記4要因のなかで最も髪型に影響を及ぼしやすい「クセの有無」について簡単にセルフチェックをすることができます。
髪質が活かされていない髪型ではヘアセットの仕上がりが上手くいかなかったり、髪質に合っていないヘアケアでは髪の悩みがなかなか解消されることはありません。
より自分を魅力的に見せるためだけでなく、正しいヘアケアを行うためにも髪質を正しく知っておくことが必要といえます。
髪質診断のやり方
今回紹介するのはご自身で行う髪質診断の方法で、用意する物もハサミだけで簡単にセルフチェックできます。
診断手順としては以下になります。
1.髪の毛を1本だけ選ぶ
表面の髪は紫外線や摩擦などの影響で、本来の髪よりも傷んでいる場合があります。そのため、平均的な髪質をしているハチまわりの内側の髪の毛を1本選んで、引っ張らないようにハサミで切りましょう。
なお、ハチとは頭頂部と耳の間の最も出っ張っている部分のことを指します。
2.手触りをチェック
切った髪を指で滑らせながら触り、髪の手触りを確認してみましょう。乾いた状態の髪の手触りが滑らかなのか、ゴワつきやキシキシ感があるのか、などの観点で触ってみてください。
3.見た目をチェック
白い紙の上に置いた髪に置き、髪の状態で見た目を観察してみましょう。見た目のチェックである程度のクセを知ることができます。
1〜3の手順から以下のような3タイプに髪質を分類することができます。
手順2:手触りに引っかかりを感じない、手順3:真っすぐに伸びた状態が確認できる →「直毛タイプ」
手順2:手触りに引っかかりを感じる、手順3:ゆるいうねりやねじれが確認できる →「クセ毛タイプ」
手順2:手触りに引っかかりを感じる、手順3:ちりちりとした細かいうねりが確認できる →「縮毛タイプ」
なお、上記チェックに加えて以下についてもチェックしてみてください
髪を濡らしてみる(クセ毛の人)
- 乾いた状態ではうねるが、濡らすと直毛になる:ダメージによる後天的なクセ毛
- 乾いた状態、濡らした状態どちらもうねっている:先天的なクセ毛
弾力をチェックする
- 指に髪を10秒巻き付けた後、元の真っすぐな状態に戻る:剛毛
- 指に髪を10秒巻き付けた後、元の真っすぐな状態に戻らない:軟毛
- 髪を引っ張ると切れる:剛毛
- 髪を引っ張ると伸びる:軟毛
【タイプ別】髪質の特徴・お手入れ方法
タイプ別に髪質の特徴、ヘアケアやヘアセットのポイントについて解説します。毎日のお手入れの参考にしてみてください。
直毛タイプ
直毛タイプはツヤがあり健康的な髪質の人が多く、上品な印象を与えやすいです。天候や髪の長さの変化による影響を受けにくいのが特徴です。
湿度の高い梅雨の時期や乾燥しやすい冬の時期であってもあまり髪のコンディションが変わらず、普段通りヘアセットできる人が多いでしょう。
その反面、直毛の人はボリューム感や動きが出にくく、アレンジがしにくいのがデメリットといえます。トップにボリュームを出したい場合は、濡れた状態から根本を立ち上げながらドライヤーをあてて乾かしましょう。
また、朝しっかり髪をセットしても時間が経過すると戻りやすいので、ブロー後にキープしたい箇所にはソフトワックスを付け、仕上げにハードスプレーをつけるのがおすすめです。
クセ毛タイプ
日本人の最も多いタイプといわれているのがクセ毛タイプ。天候や髪の長さによる影響を受けやすいのが特徴です。 湿気が多い日は特に髪がはねたりうねりやすく、広がって上手く仕上がらない人も多いでしょう。乾燥しやすい時期についてもパサツキが目立ちやすく、悩みの種になりえます。
一方でボリューム感や動きを出しやすいのはメリット。様々な髪型にトライしやすいだけでなく、ボリューム感のある髪型は若々しい印象を与えやすいでしょう。
髪の部位によって生えグセやクセの強さ、うねり方が異なる場合、まばらな印象になりやすいです。そういった方はパーマでクセを均等にすることでバランスが良くなるだけでなく、ヘアセットもかなり楽になりますよ。
ヘアケアによって髪質そのものを変えることはできませんが、髪のコンディションを整えてある程度クセを緩和させることは可能です。
髪が濡れた状態で洗い流さないトリートメントやヘアオイルを毛先を中心に全体に塗り、その後ドライヤーで乾かすことで髪の状態が安定し、扱いやすくなるのでおすすめです。
縮毛タイプ
縮毛タイプは最もクセが強く、細かいうねりを伴います。全体にボリュームが出やすく、ドライな質感なのも特徴といえます。
縮毛矯正で真っすぐにする人が多いと思いますが、今回はクセを伸ばさずに逆に活かした髪型にするのをご提案したいと思います。
全体的にボリュームがかなり出やすいので、ハチ周りのボリュームを抑えましょう。乾燥して広がらないようヘアセット時にも仕上げにヘアオイルを使用するのもおすすめです。
ボリューム感とドライな質感を活かした存在感のある髪型は個性的な印象を与え、人によっては魅力を引き立ててくれることがあります。
以下のようなリラックス感のあるファッションには特に似合うことが多いです
- エスニック
- リゾート
- ボヘミアン
- カジュアル
髪が乾燥するとより広がりやすくなるため、シャンプーはできるだけ刺激の少ないものを選びましょう。保湿成分や補修成分が豊富に含まれているかについても注目してみてください。
また、縮毛タイプは必ずトリートメントやヘアオイルを併用したほうがよいです。縮毛タイプは先天的要素による影響が大きいため、ヘアケアのみでクセを完全に矯正するのは難しいですが、日頃のケアで少しでも抑えることが大切です。
まとめ
髪質によって似合う髪型やヘアケア方法、ヘアセット方法が異なります。ヘアセットしても上手く決まらない人や髪についてコンプレックスがある人は、ご自身の髪質について理解を深めることが大切です。
髪質は主に「クセの有無」「毛量」「髪の硬さ」「髪の太さ」の4つの要因で決まりますが、髪型やヘアセットに対して最も影響が大きいのは「クセの有無」といえます。
ぜひ一度、今回紹介した髪質診断で自分の髪質をチェックしてみてください。髪質を正しく理解することで、毎日の髪のお手入れにも活かすことができますよ。