話題のエイジングケア成分「プロテオグリカン」の美容効果とは？おすすめ化粧品についても紹介
コラーゲンやヒアルロン酸をしのぐ高い保湿力があると話題のプロテオグリカン。抽出方法や安定性の維持が難しく、なかなか実用化に至っていなかったのですが、最近では技術が発展したことで様々な化粧品に使用されるようになりました。
そこで本記事ではプロテオグリカンの美容効果について解説します。プロテオグリカン配合のおすすめ化粧品についても紹介するので、年齢肌に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
プロテオグリカンとは？
プロテオグリカンは、タンパク質に糖が結合した糖タンパク質の一種。体内においては、真皮中のコラーゲンやエラスチンから作られる網目構造の隙間を埋めるように存在しています。
肌への様々な美容効果がわかっており、最近では様々な化粧品に使用されるようになりました。化粧品には水溶性プロテオグリカンという表示名で配合されており、主に鮭の鼻軟骨から抽出したものが使用されます。
プロテオグリカンを使用した化粧品は大きく分けて、原液タイプと配合タイプの2種類があります。プロテオグリカン原液は、基本的に水・プロテオグリカン・防腐剤しか配合されおらず、プロテオグリカン濃度が高い分価格も高い傾向にあるのが特徴です。
それに対し、配合タイプはプロテオグリカン以外にも様々な成分が配合されており、原液タイプと比べると安価なため手軽に試すことができます。
プロテオグリカンの美容効果
保湿効果
肌のうるおい・ハリに関わる真皮中のヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促進する作用があり、非常に高い保湿効果が期待できます。その保湿効果は、1gで6Lの水分保持力があるヒアルロン酸よりも約30％も高いがあるといわれています。
肌荒れ改善効果
プロテオグリカンには、上皮成長因子と呼ばれるEGFと似た働き（EGF様作用）があることもわかっています。細胞の成長や増殖を促すことによって、保湿力を高める効果や肌荒れを改善する効果が期待できます。
エイジングケア効果
真皮中のヒアルロン酸やコラーゲンの産生促進により、肌にうるおいを与えるだけでなく肌のハリや弾力性を高める効果も期待できます。また、EGF様作用による細胞増殖効果も肌のターンオーバーの是正に繋がり、エイジングケア効果が期待できます。
乾燥によるくすみやハリ不足、シワ、たるみといった様々なエイジングサインに対して多角的にアプローチをすることで若々しい印象の肌を維持します。
プロテオグリカン配合のおすすめ化粧品５選
1.KISO｜プロテオエッセンスPG
美容成分を高配合した高品質な商品を多数扱うKISO（基礎化粧品研究所）のプロテオグリカン原液美容液。弘前大学が開発をしたプロテオグリカンを使用している証である「あおもりPG」の認証を受けています。
高い保湿力がありつつベタつきが少ないテクスチャーで、肌なじみが良くサラサラとした使用感である点も魅力です。
KISOの商品は全てパラベン・合成着色料・石油系界面活性剤・石油系アルコール・シリコン・ミネラルオイル・紫外線吸収剤の8成分が無添加。敏感肌でも使いやすいように配慮された製品設計が特徴です。
目元や口元の乾燥やハリ不足が気になる人は、いつものスキンケアに部分使いとして取り入れるのもオススメです。
2.fracora（フラコラ）｜プロテオグリカン原液
出典：fracora公式
うるおい続くもっちり肌に導くと謳うfracoraのプロテオグリカン原液美容液。サケの鼻軟骨から抽出した保湿成分のプロテオグリカン原液100％（※）で、年齢肌にうるおいとハリ、弾力を与えてくれます。
洗顔後、化粧水を使用する前に使用するタイプですが、肌なじみが良くベタつきにくいので、その後のスキンケアの邪魔せず使いやすいのも特徴です。いつものスキンケアに最初に取り入れることで、なめらかでモチモチとした若々しい印象の肌を目指すことができます。
※化粧品原料として
3.ジャパンギャルズSC｜シェリボーン ディープエッセンス
美容成分が豊富に含んだ成分構成が特徴のプロテオグリカン配合美容液。ヒト脂肪細胞順化培養液エキスと2種類のヒトオリゴペプチドの合計3種類のヒト由来成分を保湿成分として配合しており、高いエイジングケア効果が期待できるのが特徴です。
プロテオグリカン自体の配合量は原液と比べると期待できませんが、ヒアルロン酸やプラセンタエキスといった効果の高い保湿成分も配合しており、うるおいを与えつつハリ感アップの効果も見込めます。
年齢を重ねるにつれて肌キメの乱れや乾燥によるくすみ、ハリ不足などのエイジングサインが増えてきた人に特におすすめのエイジングケア美容液といえます。
4.まるまる美容液｜プロテオグリカン
出典：まるまる美容液公式
まるまる美容液は8種類の美容成分を肌悩みに合わせて組み合わせることが可能なのが特徴。プロテオグリカン以外には、エラスチン・コラーゲン・ハトムギエキス・ビタミンC誘導体・プラセンタ・セラミド・ヒアルロン酸の7成分があります。
魚の軟膏から得られる水溶性プロテオグリカンを保湿成分として配合しており、公式ではハリ・弾力のある健康的な肌に整えると謳っています。肌がガサガサで化粧ノリが悪い人は同シリーズのハトムギエキスと組み合わせるのがオススメです。
5.TOUT VERT（トゥヴェール）｜プロテオグリカン原液
出典：トゥヴェール公式
化粧品原料メーカーから誕生した日本のコスメブランドのトゥヴェールから販売されているプロテオグリカン原液です。こちらも「あおもりPG」の認証を受けており、弘前大学が開発したプロテオグリカンを原料として使用しているのが特徴。
ヒアルロン酸を超える保湿力とEGF（上皮成長因子）の働きを持つ高品質なプロテオグリカンにより、肌の乾燥とエイジングサインを同時にケアできます。また、10mLというサイズ感と比較的手に取りやすい価格のため、プロテオグリカンを初めて試す人にもおすすめです。
まとめ
プロテオグリカンは糖タンパク質の一種で、保湿成分の代表であるヒアルロン酸よりも保水効果が高いといわれています。肌にうるおいを与えるだけでなく、肌にハリを与えたりキメを整える効果や肌荒れ防止効果など、様々な美容効果があることがわかっています。
技術の発展に伴い、最近では様々なエイジングケア化粧品に使用されるようになりました。季節の変わり目に肌がゆらぎやすい人やエイジングサインが気になり始めた人は、ぜひプロテオグリカンをスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。