【制汗剤】話題の「パースピレックス」と「デオエース」の違いは?成分や効果について徹底比較

効果の高い制汗剤として話題になっている「パースピレックス」と「デオエース」。見た目も似ている2つの制汗剤ですが、効果の強さや肌への刺激、使い方などの違いがわからず、購入をためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、話題の2大制汗剤について成分や効果、肌へのやさしさなどについて比較解説をします。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。
「パースピレックス」「デオエース」とは?
パースピレックスはデンマーク、デオエースはポーランド発の制汗剤です。両者ともロールオンタイプが最も有名で、SNSを中心に話題となっています。
一般的な制汗剤は香りによってニオイをマスキングするのに対し、パースピレックスとデオエースはともに汗腺に直接働きかけることで汗の産生を抑える設計のため制汗効果が非常に高く、効果持続時間も長いことが最大の特徴です。
「パースピレックス」と「デオエース」を比較
パースピレックスとデオエースの2つの制汗剤について「主要成分」「アルコールの配合有無」「使用部位」「効果持続時間」「ロールの大きさ」「拭き取りの必要性」の6項目に関する比較をまとめました。
主要成分
パースピレックスの主要成分は塩化アルミニウムであるのに対し、デオエースはクロルヒドロキシアルミニウムです。ともに汗腺内に角栓を形成し、フタをすることで物理的に汗の産生を抑制する作用です。
一般的に制汗効果は塩化アルミニウムの方が高いとされています。しかし、塩化アルミニウムは肌の痒みが出やすいことに加えて、塩化アルミニウムよりもpHが高いためクロルヒドロキシアルミニウムの方が敏感肌の人も使いやすいでしょう。
アルコールの配合有無
パースピレックスはエタノール配合、デオエースはアルコールフリー処方です。そのため、アルコールが肌に合わない方はデオエースの方が使いやすいでしょう。 しかし、エタノールは汗腺深部への浸透性を高める働きが期待でき、制汗効果の向上に寄与しているといえます。
また、パースピレックスはエタノール製剤で水を配合していないため、製剤内で塩化アルミニウムと水が反応することで効果が低下することがないのもメリットといえます。
使用部位
ロールオンタイプについてはパースピレックス・デオエースともに、脇や手のひら、足の裏に使用可能です。しかし、顔への使用としては皮膚への刺激が比較的少ないデオエースでしか推奨されていません。
効果持続時間
効果持続時間はパースピレックスは3〜5日間、デオエースは1〜5日間とパースピレックスの方が長いです。
ロールの大きさ
ロールの大きさはデオエースの方が大きく、広範囲に塗る場合は適していると言えます。しかし、口コミによると脇毛の量が多い男性の場合、ロールが小さいパースピレックスの方が塗りやすいようです。
拭き取りの必要性
パースピレックス・デオエースともに使用タイミングは夜です。塗布した後、乾かしてそのまま就寝するのですが、パースピレックスについては翌朝濡れタオルなどで拭き取る必要があります。
それに対して、デオエースは拭き取りの必要性はないのが特徴です。なお、両者とも日中に塗り治す必要はありません。
どっちがおすすめ?
パースピレックスとデオエースは特徴が異なるため、どちらがおすすめかは一概には言えません。そこで、それぞれどのような人に向いてるかをまとめると以下になります。
パースピレックスがおすすめな人
- 高い制汗効果を求める人
- アルコールで肌が荒れにくい人
- 脇の毛量が多い人
デオエースがおすすめな人
- 敏感肌の人
- アルコールが肌に合わない人
- 全身に使用したい人
「パースピレックス」「デオエース」で暑い季節を乗り切ろう!
香りでニオイをカバーする一般的な制汗剤とは一線を画するパースピレックスとデオエース。ともに脇に塗るロールオンタイプがメインですが、制汗効果の高さや効果持続時間の長さ、肌への刺激性、ロールの大きさなどにおいて違いがあります。
もしパースピレックスとデオエースの2つで迷われている方は本記事を参考に自分に合っている方を選んでみてください。今年の夏はパースピレックスとデオエースで汗ケアをして爽やかに過ごしましょう。