【角質ケア】話題の血みどろピーリングとは？効果と使い方について解説
真っ赤な液体を顔に塗る血みどろピーリングをご存知でしょうか。その高い効果と塗っているときの見た目のインパクトから日本でも話題となっています。
しかし、効果が高い分敏感肌には刺激になりうるため、正しく使用することが大切であり、注意点もいくつかあります。
そこで、本記事では血みどろピーリングの効果と正しい使い方について解説します。肌のくすみやニキビ跡が気になっている方はぜひ、参考にしてみてください。
血みどろピーリングとは？
カナダ発のスキンケアブランド「The Ordinary」の商品である「AHA 30% + BHA 2% Peeling Solution」。その液体の色から血みどろピーリングと呼ばれることが多いです。
そもそもピーリングとは角質ケアのこと。血みどろピーリングは商品名の通り、AHAという成分を30％、BHAという成分を2％配合しており、これらの成分が肌表面の古い角質や毛穴汚れを除去してくれます。
古い角質や毛穴の汚れというのは、ニキビや肌のくすみなどの肌トラブルの原因となります。血みどろピーリングはこれらを除去することで様々な肌トラブルを予防します。
また、継続することで皮膚のターンオーバーをサポートし、健康的な肌状態の維持に繋がります。血みどろピーリングを使うと肌の質感がツルツルなめらかになり、ニキビ跡の凸凹も気にならなくなると話題です。
角質ケア成分のAHA・BHA
AHA（α-ヒドロキシ酸）はりんごや柑橘類などの発酵液に含まれている天然由来成分の総称であり、フルーツ酸と呼ばれることも多いです。 AHAの主な成分としてはグリコール酸・クエン酸・リンゴ酸・酒石酸・乳酸などがあります。AHAは皮膚表面の古い角質を柔らかくし、剥がれやすくする効果があります。
BHA（β-ヒドロキシ酸）は主にサリチル酸のことを指します。皮膚表面の角質にアプローチするAHAに対して、脂溶性のBHAは皮膚に浸透して働きかけることで古い細胞の角質除去だけでなく、毛穴の皮脂汚れの除去や皮脂バランスの調節といった効果もあります。
血みどろピーリングの使い方
The Ordinaryの「AHA 30% + BHA 2% Peeling Solution」はAHAとBHAの配合量が多く、敏感肌の方には刺激になるかもしれないです。そのため使用方法を正しく守り、肌に違和感を感じた場合は我慢せず中止しましょう。
- 洗顔後、肌の水分をふき取ってよく乾かす
- スポイトで乾いた肌に直接垂らし、目の周りは避けて顔全体に伸ばす
- 10分間放置する
- 水もしくはぬるま湯でしっかり洗い流す
- スキンケアで十分に保湿する
血みどろピーリングの注意点
先述した正しい使い方に加えて、以下の注意点を守るようにしましょう。
初めは短い時間で
初めて使用する場合は肌がピリピリすることが多いです。そのため、初めは10分より短い時間で試してみて徐々に慣らしていきましょう。（慣れてきた場合も10分以上放置するのはNG）
また、敏感肌の方は使用前に一度、上腕などでパッチテストを行ってみたほうがよいかもしれません。肌が赤くなったりして合わない場合は使用を控えましょう。
毎日使用するのはNG
血みどろピーリングを使いすぎると、肌表面の必要な皮脂や角質まで除去してしまいバリア機能低下に繋がります。バリア機能が低下すると紫外線や花粉、PM2.5といった外部刺激を受けることによる肌トラブルが起こりやすくなります。
そのため、血みどろピーリングを実施する頻度としては、週1回から2回程度にとどめておくほうが良いです。肌がツルツルになって嬉しくても頻繁に行うのは控えましょう。
レチノール（ビタミンA）などの併用は避ける
血みどろピーリングを使用した際は、レチノールなどのビタミンA誘導体を含む商品を併用しないようにしましょう。角質層が薄くなり過ぎてしまいバリア機能低下に繋がる恐れがあります。
使用した翌日はしっかりと日焼け止めを塗る
血みどろピーリングをした後は肌が紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めなどで紫外線対策をしましょう。
紫外線によるダメージは将来的なシワやシミ・そばかすなどの肌トラブルに繋がります。また、曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでいるので、天気に関わらず紫外線対策をすることが大切です。
まとめ
血みどろピーリングと呼ばれる角質ケア用品の「AHA 30% + BHA 2% Peeling Solution」。配合しているAHAが高濃度のため効果も高いのですが、敏感肌の方は肌への負担になる可能性があるため注意が必要です。
ぜひ本記事を参考に正しい使用方法・注意点を理解し、血みどろピーリングでツルツルな美肌を手に入れましょう