【美肌習慣】健康に良いだけではない!?お酢の美肌効果について解説

調味料として普段からよく使われているお酢。疲労回復や消化促進など、様々な健康への効果があることが知られていますが、実は肌にも嬉しい効果があることをご存知でしょうか?
お酢に含まれる成分やその働き、正しい摂り方について理解することで、肌への効果を実感しやすくなります。本記事ではお酢の美肌効果やお酢の摂り方のポイントについて解説します。
お酢の美肌効果
お酢には酢酸やクエン酸、アミノ酸といった様々な有機酸と呼ばれる成分が含まれており、それらによって肌に様々な美容効果をもたらします。
シミ・そばかすの予防
お酢には抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素を除去することでメラニンの生成を抑制し、シミやそばかすの発生を防ぎます。
さらに、お酢にはビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素を防ぐ効果があります。ビタミンCも抗酸化物質なので、シミ・そばかすやシワ・たるみ、ニキビなど様々な肌トラブルの予防に繋がります。
肌荒れ予防
お酢の抗酸化作用により血流改善するということが研究によってわかっています。それにより肌のターンオーバーの促進に繋がり、肌荒れ予防効果が期待できます。
また、お酢には便秘改善のサポート効果もあります。一見肌と関係ないように感じますが、腸内環境とターンオーバーの乱れは関係しています。
そのため、便秘が改善され腸内環境が整うことでターンオーバーの乱れが改善され、肌荒れの予防に繋がります。
保湿効果
肌の角質層にある天然保湿因子(NMF)の半分近くはアミノ酸で構成されています。そのため、アミノ酸を含むお酢を摂ることで、肌の水分を保つことができます。
肌の乾燥はバリア機能低下に繋がり、様々な肌トラブルに繋がりやすくなります。そのため、健やかな肌状態を維持するためには、乾燥を防ぐことがとても大切です。
肌のハリや弾力を維持する
紫外線によって発生する活性酸素は、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力性に関わる成分の分解を促進してしまいます。
そのため、お酢の抗酸化作用によって活性酸素を除去することで、肌のハリや弾力を維持することに繋がります。
お酢の種類
一般的にご家庭で使われる食酢を大きく分けると「醸造酢」と「合成酢」に分類されます。醸造酢は穀物や果実を原料に作られるお酢で、2段階の発酵過程(アルコール発酵、酢酸発酵)をすることが特徴です。
それに対し合成酢とは、氷酢酸または酢酸を薄め、砂糖や酸味料などを加えたものです。現在ではあまり販売されておらず、醸造酢が一般的です。
醸造酢はさらに「穀物酢」と「果実酢」に大別できます。穀物酢は米や麦などの穀物を使用したものであり、果実酢はりんごやぶどうなどの果物を使用したものです。
醸造酢の中で特におすすめなのが黒酢です。黒酢は含まれているアミノ酸の量が非常に多く、健康や美容効果が他のお酢よりも高いです。
お酢を摂るときのポイント
お酢を摂る際には以下のポイントを意識しましょう。
摂り過ぎには注意
胃などの消化管に負担をかけないために摂り過ぎにも注意が必要です。また、お酢ドリンクには、人工甘味料や砂糖が多く含まれているものがあります。
健康に良いと思って、飲み過ぎると糖分の過剰摂取になってしまう恐れがあります。1日15〜30mL程度を目安に取り入れてみてください。
摂り方に気をつけよう
お酢を原液のまま直接飲むと、胃などの消化管に負担がかかります。そのため、水や炭酸水で割って飲んだり、料理などに取り入れましょう。
継続できる工夫を
医薬品のように即効性があるわけではないので、お酢の美肌効果を実感するためには継続的に摂る必要があります。ご自身の生活習慣や食生活、体調などに合わせて摂り方を工夫してみましょう。
お酢で美肌になろう!
お酢には抗酸化作用があり、それにより肌荒れやシミ・そばかす、シワ・たるみといった様々な肌悩みの予防効果が期待できます。
しかし、健康や美肌のために過剰にお酢を摂ることはいけません。また、短期的な効果は期待できないため、負担なく継続できるよう摂り方に工夫が必要です。
1日15〜30mLの量を目安に、お酢を食事やドリンクとして取り入れてみてください。ぜひ、お酢を上手に活用して肌悩みのない美肌を目指しましょう。