美肌になる食べ物とは?摂取したい栄養素や食材を紹介

美肌になるためには、スキンケアに加え食生活を見直すことが大切です。身体が栄養不足になると、肌荒れや乾燥を感じるだけではなく、ターンオーバーが乱れ、肌トラブルを引き起こしてしまいます。
そこでこの記事では、美肌になるために積極的に摂取したい栄養素や食材をご紹介します。
美肌になるにはインナーケアから
美肌を構成している角質層の細胞はスキンケアで整えられますが、季節の影響や外的刺激によってバランスを崩してしまうこともあります。そこで、揺るがない丈夫な肌にするためには、健やかな角質細胞を育む肌環境に整えていく必要があります。
「肌は食べたものでできている」といわれるように、美肌になるためには、身体の内側からのケアが大切です。丈夫な角質細胞は、血液によって運ばれる酸素と栄養、スムーズなターンオーバーによって作られています。そこに働きかけるのが、食べ物から摂取した栄養です。
スキンケアでは、肌の内面にアプローチがかけられません。食事でしっかり栄養を摂取するからこそ、長期にわたって根本から肌を構成する細胞を丈夫にし、揺るがない肌作りができるのです。
美肌に必要な栄養素
美しい肌を目指すには、バランスのとれた食事が大切です。その上で、特に意識して摂取したい栄養素の種類と、栄養素を多く含む食材を紹介します。
タンパク質
タンパク質は、肌をつくるための必要な栄養素です。それだけではなく、ホルモンや酵素、臓器や髪などを生成するためにも必要です。タンパク質はさまざまな食べ物に含まれていますが、特にアミノ酸をバランスよく含む肉・魚・大豆・乳製品を意識して食べましょう。
ビタミン
肌に必要なビタミンは、ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEがあります。
種類 | 役割 | 食材 |
ビタミンA | 皮膚や粘膜などの機能をサポート | うなぎ・ほうれん草・大葉・にんじんなど |
ビタミンB群 | 新陳代謝をサポートする | レバー・うなぎ・まぐろなど |
ビタミンC | 抗酸化作用をもち、肌のうるおいと弾力をサポートする | キウイ・ブロッコリー・いちごなど |
ビタミンE | 肌の老化原因である活性酸素を防ぐ抗酸化作用がある | ほうれん草・ブロッコリー・トマトなど |
ミネラル
ミネラルの種類はさまざまですが、特に鉄分と亜鉛は積極的に摂取しましょう。鉄分は血液の材料となるほか、コラーゲンの生成もサポートしています。レバーや牛ももなどの赤身肉、かつおやまぐろなどの赤身魚などに多く含まれています。
また亜鉛は、万能ミネラルとも呼ばれ、新陳代謝や免疫機能の向上、抗酸化作用など体内の活動を正常に保つサポートをする栄養素です。牡蠣や豚レバー、納豆などに多く含まれています。
食物繊維
食物繊維は体内に吸収されないため、厳密には栄養素ではありませんが、美肌のためには欠かせない成分です。食物繊維の摂取により、善玉腸内細菌が増えることで腸内環境がよくなり便秘の改善が期待できます。また、食後の血糖値が上昇するのを防ぐ効果もあることから、糖化の予防にも効果的です。
きのこ類や海藻類、玄米や芋類に含まれています。
イソフラボン
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た作用があり、肌の調子を整え若々しい肌をキープする働きがある栄養素です。肌の弾力を保つコラーゲンを増やし、弾力ある肌を保つ働きがあるほか、細胞の新陳代謝を高め肌の生まれ変わりをサポートし、保湿力もアップする効果が期待できます。美肌のために積極的に摂取していきたい栄養素です。
豆腐や納豆、煮豆などの大豆製品や、味噌や醤油などの調味料に含まれています。
美肌のために控えたい食べ物
内面から美肌を叶えるためには、栄養のある食べ物を摂取するだけでなく、肌にとってマイナスとなるような食べ物を避けることが大切です。
ジャンクフード
ファーストフードやインスタント麺のようなジャンクフードは、糖や脂質、塩分を摂りすぎてしまいます。脂質や糖の摂りすぎは肌荒れの原因となり、塩分の摂りすぎはむくみの原因となります。さらに、ファーストフードは老化を早めるトランス脂肪酸が含まれていることが多いため、食べすぎは注意が必要です。
チョコや砂糖たっぷりのお菓子
「ご褒美」として、ついつい食べてしまう甘味料ですが、糖の摂りすぎは肌を糖化させ老化を早めてしまいます。
ジュースや清涼飲料水
ジュースや清涼飲料水にはたくさんの糖分が含まれています。糖の過剰摂取は肌荒れの原因です。喉が乾いたら水やお茶を飲むようにしましょう。
まとめ
美肌を目指すには、スキンケアに加え、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。そのうえで、美肌に効果的な栄養素を意識してくださいね。
肌は数ヵ月かけて生まれ変わります。食事の改善による肌の効果は長い目で見ていきましょう。