肌の管理はどうしてる?実体験から肌管理の方法を詳しく紹介

肌管理には、生活習慣を整えていくのが近道!
肌管理には、生活習慣が大きく関わっています。
気候の変化や紫外線など、外的な要因もありますが、肌トラブルの原因の多くはほかにあります。
この記事では、肌が荒れてしまう主な原因3つと、肌管理の方法5つを紹介します。
自分の肌荒れが気になる人や、今後の肌管理について検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
肌荒れの原因3つ
ここでは、肌荒れの原因を3つ紹介しています。
自分の肌荒れの原因はどこにあるのか、チェックしてみましょう。
1. ストレス
「病は気から」というように、体の問題の多くは心理的要因にあるとされています。
2022年度に江崎グリコがおこなった調査の結果、ストレス要因のランキングは1位が「仕事」、2位が「金銭面」、3位が「コロナなど病気への感染リスク」となっていました。

(出典:江崎グリコプレスリリースより)
ストレスが発生すると免疫が低下し、さまざまな肌トラブルを引き起こすと考えられています。
また、ストレスによって体が酸化する「活性酸素」も、肌が老化する原因のひとつです。
活性酸素は体のタンパク質や細胞を傷つけるため、肌のしみやしわ・たるみが増えることに。
そのほか肩こりや慢性疲労、症状が悪化してくると癌や心血管疾患など、重大な病気に発展していく可能性があります。
(参考:メディプラス乾燥予防研究所)
2. 食べ物
肌荒れの原因のひとつとして、「体に炎症を起こす食生活」があげられます。
その代表例が「グルテン」や「糖質」です。
グルテンは小麦に含まれるタンパク質で、腸の透過性を高め、不要な物質を体内に入れやすくしてしまいます。
また、グルテン自体が消化しにくい物質のため、体内に入ることで消化不良を起こし、免疫機能が低下して「リーキーガット症候群」を起こす可能性も。
この合併症として、肌荒れやアレルギー症状、アトピーなどが引き起こされると考えられています。
(参考:はるなクリニックブログ)
糖質はタンパク質の機能や、活性酸素の代謝(SOD活性)を低下させるため、摂取量には注意が必要。
特に果糖は、ブドウ糖の300倍もの糖化を引き起こすため、可能な限り避けたい成分です。
(参考:旭川皮フ形成外科クリニック)
3. 運動不足と睡眠不足
睡眠不足は、内臓・脳に疲労が溜まるため、体内の活性酸素を抑制する「抗酸化防御機能」を低下させる一因です。
また、自律神経失調を起こし、消化不良や肌荒れに発展する可能性があります。
(参考:東方医院)
また、運動不足もお肌の大敵です。
長時間のデスクワークや横になっている時間の増加は、血行が悪化し、老廃物が溜まって不調の原因になる場合があります。
(参考:ヴィタミーナ)
肌管理の方法5つ
肌管理を良好に進めるための方法を、5つ紹介します。
肌のストレスになることを減らし、美しい素肌をキープしましょう。
1. リラックスする
「リラックス」とは「ストレス」の対義語にあたり、「緊張をほぐす・くつろぐ」という意味があります。
肌を美しく保つには、ストレスフリーに暮らすことが大切です。
一番おすすめなのは、「十分な睡眠をとる」こと。
夜間の睡眠量が足りていない場合には、休日などに昼寝の時間を取るとよいでしょう。
同様に、「頭を使わない時間」を作り、脳を休める習慣も重要です。
整体やリフレクソロジー、オイルマッサージやお灸など、直接体を癒す方法もオススメ。
行ったことのない温泉や場所に行って、新しい刺激をうけるのも、ストレス解消・肌管理につながります。
2. スキンシップをする
人は快感を覚えると、幸せホルモン「オキシトシン」が発生します。
オキシトシンは、親子間の愛情やスキンシップが発生源となっており、ストレス耐性を作るホルモン。
コロナ禍が落ち着いてきた2023年4月現在、人の表情を見ながら会話したり、触れ合うことで、リラックスしてみてはいかがでしょうか。
また、【1 リラックスする】で紹介したように、マッサージなどの施術を受けることも、オキシトシンを発生させるのに効果的です。
(参考:メリーズ公式サイト、Kanro公式サイト)
3. グルテンフリー&低糖質の食事
肌管理の一貫として、以下3つの食生活がオススメです。
1:タンパク質を積極的に摂取する
2:グルテン・糖質の摂取量を控える
3:抗酸化作用のあるものを食べる
タンパク質は肌を構築する大事な栄養素。
日々積極的に摂取することで、皮膚組織の生まれ変わり(ターンオーバー)が良好に行われます。
グルテンが入っている小麦製品は、他の添加物が入っていることも多く、その影響も受けて肌荒れが引き起こされる可能性があります。
また、糖質を控えることで体の糖化を抑え、肌の老化を防ぎましょう。
抗酸化作用が期待できる食材は、β-カロテンが多い緑黄色野菜やビタミンC、ビタミンEが多いアーモンド・大豆など。
お茶・コーヒーに含まれているカテキン(ポリフェノール)にも、抗酸化・抗菌作用があり、肌つやキープにオススメ。
ただし、お茶・コーヒーにはタンニンという鉄分吸収を阻害する渋味成分も含まれているため、食事の直前直後に飲むのは控えましょう。
(参考:KOSE公式サイト、BAZAA、緑井レディースクリニック)
4. 適度な運動
長時間継続しておこなう「有酸素運動」は、適切な量を実施することで、抗酸化防御機能を高めて美肌になる効果があります。
有酸素運動の一例は、ウォーキングやジョギング・サイクリング・水泳など。
無酸素運動(短距離走、バーベル上げなど)と比較して、ゆるやかな運動と言えます。
しかし長時間・過負荷な運動になると、たとえ有酸素運動であっても活性酸素を増やしてしまうため、注意が必要です。
5. 良質な睡眠
運動したあとの休息や、夜間の良質な睡眠は、幸せホルモン「セロトニン」を発生させ素肌をキレイに保ちます。
特に22時から2時は、大人の体にも成長ホルモンが発生し、腸内環境が整う時間帯。
寝る1時間前には部屋を暗くしてスマホなどの電子画面を見ず、頭が眠りに落ちやすい状態を作りましょう。
また、食事も就寝2〜3時間前に済ませ、体を眠りやすくするのがオススメです。
(参考:大正製薬公式サイト)
生活習慣を整えて肌管理をしましょう
肌管理には、生活習慣が影響していることがわかりました。
食生活・運動・睡眠時間など、自分の肌に関わる習慣を改善して、素肌をキレイに保ちましょう。